友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

明日の天気はどうなんだろう

2024年07月09日 17時36分07秒 | Weblog

 正午過ぎ、カミさんが出かける直前だった。急に風が勢いよく吹いきた。すると見る間に雨粒が、ガラス戸を打ち付ける。急いでベランダの洗濯物を部屋の中に入れる。風が北からだったので、洗濯物を濡らさずに済んだ。ニュースで、この地方にも「にわか雨の可能性がある」と、予報していた通りだった。

 「梅雨入り」とか「梅雨明け」とか、テレビで話題になっていたが、家にいてジッとしているだけの高齢の私には何の関係も無い。テレビが「熱中症に注意」と盛んに言ってくれたおかげで、我が家もエアコンを点けっぱなしの毎日である。以前なら、「必要の無い時は切りましょう」が鉄則だったけれど、部屋にいながら熱中症で倒れる高齢者がいると、喧しく報道してくれるおかげだ。

 天候不順に身体がついていけないことも、高齢者になって分かってきた。「家に閉じ籠ってばかりいてはダメ」とカミさんに注意されることもあって、ゴミ出しは私の役目と決めている。今日もゴミ出しに行くと、向こうから松葉杖の若者が来る。近づくと、「こんにちは」と頭を下げてくれる。どこかで見た人なのに思い出せない。

 すると自分から名乗ってくれた。エッ、結婚して一宮に住んでいるはずなのに、この姿はどうしたのか?「転んで足の骨を折ってしまい、リハビリ中です」と言う。暑いのにと心配すると、「歩けるようにならないと、社会復帰出来ないので」と謙遜して答える。私も左膝を打ち砕かれ、初めは歩くのが苦痛だった。歩けなければ社会に復帰出来ないと、彼は必死に松葉杖で歩行訓練をしている。

 明日の天気はどうなんだろう。明日の夜、地域新聞の初期の頃のメンバーで、「打ち上げ会」を行う。地域新聞の最初の社員だった彼女は、1990年から34年間、新聞を支えてくれた。感謝を込めた「ご苦労さん会」である。そのため、明日のブログは休みます。

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世界は流動している

2024年07月08日 18時24分00秒 | Weblog

 東京都知事選挙は予想通りの結果だった。56人もの立候補者だったが、実質は小池現知事と立憲民主の蓮舫さん、広島県安芸高田市の石丸前市長の3人の争いだった。投票率は前回よりも5.62ポイント上がった60.62%とある。いろいろ騒がれただけのことはあったということかな。

 当選した小池さんが291万8015票で、次点となったのは石丸さんで165万8363票、いち早く出馬を表明した蓮舫さんは128万3262票しか得られなかった。蓮舫さんの旺盛な批判演説は、有権者には「またか」としか届かなかったと思う。共産党と共闘が仇になったと言う人もいるが、政策がハッキリしなかったことが敗因と私は思う。

 それにしても全く知名度に欠けた石丸さんが、どうしてそんなに得票出来たのだろう。SNSを使った新しい選挙と言われている。ニュースを見ても、「LINEを見て応援したくなった」と言う人が多かった。スマホを操作できない私には理解不能だが、LINEを駆使して動画を伝えることなら、候補者は皆出来るのではないのか。

 そうなると、動画の作り方が優れていたのだろうか。どういう東京にしていくのか、街頭演説だけでは届く範囲は限られているが、SNSならいつでもどこでも見ることが出来るし、友だちに送ることも出来る。理屈は分かっても、やっぱり私には理解不能だ。まあ、頑張ってくれとしか言いようが無い。

 裏金問題で自民党離れは進むと思ったが、同日に行われた都議補選を見ると、自民党は8選挙区で候補者を立てたが、選挙前の5議席は確保出来なかったが、2議席を獲得している。私的に金を溜め込んでも、有権者は意外と大らかに見ているのか、自民党に代わる政党が有権者には思い当たらないのではとも思う。

 フランスやイギリスの動きも面白い。世界は流動している、などと喜んでいるのは老いぼれたジイジだけかも知れない。

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自分が納得できることが一番大事

2024年07月07日 17時03分50秒 | Weblog

 昨日も今日も、朝から市の体育館で開かれている、郡の中学校単球大会の応援に行った。昨日は団体戦で、長女の下の娘の出番は無かったが、今日は個人戦なので出場すると聞いていた。確かに一番手で出て来た。なかなかやるではないかと思っていたが、終わってみたら負けていた。

 負けていても、クソっと思うような負けん気は感じられなかった。他の生徒の応援をしている時は、一番大声を出していたのに、自分の時は闘争心に欠けていた。負けず嫌いな面を見たことは無く、「どうでもいいじゃん」と、常に諦観している。私から見ると、「変わった子」だけれど、両親はどう思って育てているのだろう。

 私は走るのは速かったが、団体でする競技は好きでは無かった。スポーツ競技で勝つためには、相手の弱点に付け込まなければならない。そんな風にして勝っても楽しいのだろうかと、ヘンな理屈が頭をかすめる。高校の体育時間はサッカーが多かったが、メガネを外しているから、ボールも友だちの位置もよく分からず、ただ走り回っていた。

 中3の孫娘は、以前、「イラストレーターになる」と言って、せっせとマンガ(?)を描いていた。「マンガを描くより写実をしたら」と言いたかったが止めた。まずは本人のやる気が大事と思ったからだ。最近は「美容師になろうかな」と言っていると聞く。姉が卒業した普通高校への進学を目指し、「学年30番以内」を目標に勉強している。

 振り返ってみると、中3の私は高校のことは何も考えていなかった。公立と私学と受けられると聞き、建築設計士になりたいと考えて、私学は工業高校の建築家を受験した。なのに、父も兄も卒業している公立以外に行く高校は無いと思っていた。

 早くから決め、猛烈に勉強し、成し遂げていく人もいるが、その時その時に迷いながらも人生を築いていく人もいる。振り返れば、来た道が自分の人生である。それで良い。孫娘よ、あなたの人生はまだまだ先は長い。自分が納得できることが一番大事だと、ジイジは思う。

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明日の選挙結果が楽しみ

2024年07月06日 17時02分04秒 | Weblog

 明日は七夕。子どもの頃、笹に願い込めた短冊をつるした覚えはあるが、さて、何を書いたのか思い出せない。東京都知事選挙の投票日は明日だから、各陣営は死に物狂いで「最後のお願い」を訴えていることだろう。

 小池現知事が優勢で、2位に蓮舫議員か、いや広島の安芸高田市の石丸前市長が上ではないかと、評論家も混乱している。東京都民で無い私は、どんな選挙活動が展開されているのか、そもそも立候補者がどんな人なのかもよく知らない。

 でも、選挙結果がどう出るのかには興味がある。あれだけの人が立候補し、話題となった選挙だ。当然、投票率は高いはずだが、もしそうならなかったら、識者たちはどう分析するのだろうかと興味深い。

 小池さんも、蓮舫さんも、私は余り好きな女性のタイプでは無い。学歴詐欺だとか、二重国籍だとか、そんなことはどうでもいいと思っている。しっかりやってくれる政治家なら、学歴や国籍など、何の問題も無い。それをワイワイ言う人の気持ちが、私は理解できない。

 アメリカ人が首相になっても、中国人が首相になっても、私は一向にかまわない。法律に合わないなら、法律を変えたらいい。「民主主義を守れ」と言う人もいるが、民主主義は創っていくものだろう。アメリカ人でも中国人でも日本人でも、たまたまそこに住んでいるだけのことだと私は思っている。

 住んでいる地域を、あるいは住んでいる国を、より住みやすいものにするのが政治の目的である。そのための政策を考え、訴え、それを支持して投票する。そうして地域は、国は、より良いものになっていかなければ意味が無い。

 明日の選挙結果が楽しみだ。そして今日は、長女の下の中3の娘の誕生日。来年は高校受験が控えている。頑張って勉強してくれと、ジイジは祈る。

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彼女は楽しく生きているだろうか

2024年07月05日 17時09分37秒 | Weblog

 中学の時からの友だちのカミさんからハガキが届いた(写真)。6月25日のブログに、どうしようか迷いながら、友だちのカミさん宛てに手紙を書いたと記した。彼の現状を知っても、どうすることも出来ない。教えてもらうことの意味がわからず、躊躇していた。

 彼のカミさんはよく知っている。中学生の時、私はルーテル教会で聖書研究会を行い、クラスの男子を連れて行っていた。彼は最初から最後まで、私に付き合ってくれた。彼の高校の後輩の女性との中に、色白でふっくらとし高い声の明るい子が教会に来ていた。彼に頼まれて、隣町の彼女の家まで行ったことがある。

 どんな返事が来るのか、ドキドキだった。「皆のなかに(夫の)名前が出てきたと言うのは有難い限りです」とある。「フェニックスと呼ばれながら、入院中ではありますが健在です」「与えられた人生楽しく楽しく ケセラセラ~デス 御自愛下さいませ」。強い女性になったなと心からそう思った。

 また、娘さんも居るようで、安心した。彼女は看護師さんだったはずで、実習中の名大病院へ彼に付き添って行ったことがある。彼は彼女に夢中だった。ボクらは小説に出てくるような「初恋」を追い求めていた。なのにどうして、エロ雑誌や見たり、エロ映画を観に行っていたのだろう。

 彼と私はよく似ていた。彼には上に優勝な兄がいて、下に可愛い妹がいた。中3の時、お父さんの転勤で(?)、刈谷に越してきた。担任から彼のところへ届けるように言われて、家を訪ねたのが出逢いだった。病弱だった彼を思って、担任は商業高校へ進学させた。彼は不満だったが、彼女と出会い、生徒会長を努め、充実した時を過ごした。

 彼女が言うように、「与えられた人生」を楽しく生きていこう。それにしても、長い闘病生活の夫を、見守る彼女は楽しく生きているだろうか、ふと、そんな要らぬことを思ってしまった。

 

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ひとり暮らしの淋しさを知らされた

2024年07月04日 17時36分31秒 | Weblog

 カミさんが「(スーパーで)美味しそうなパンを安く売ってたのよ」と、袋詰めのパンを見せる。「今晩はパンにするから、赤ワインね」と、ニッコリ笑ってジムへ出かけて行った。私は「うん、いいねえ」と、答えて見送る。

 妻が先に逝って、3年になる先輩がいる。どんな夫婦だったのか知らないが、カミさんが亡くなってから先輩は元気になった。生前はいろいろと細かなことまで、注意され指示されていたのかも知れない。

 ただ、気になるのは喫茶店などで、みんなで話しているのに女性のグループを見つけると、席を立って女性群の方に行ってしまうことだ。どこに居ても、何をしていても、すぐに女性に近づき話しかける。

 悪い人では無いから、女性たちも嫌がらないが、近所の女性宅にまで出かけて行き、「やることがあれば言ってくれ」と頼んでいると言う。それで、ひとり暮らしを心配した息子の嫁が家に来て、あれこれと世話をしてくれる。

 先輩は、嫁の肩を揉んでやろうとして、「お父さん、止めてください」と拒否され、「お礼のつもりだったのに」と嘆いていた。「肩だけでなく、腕も、脚も揉んでやりたかった」と言うが、自分が触りたかったに違いない。

 80代の男性が60代の女性の身体に抱きつき、逮捕されたニュースがあった。勃起しない身体であっても、欲望だけは健在なんだと思った。私の中学の時の同級生の女性が、ヘルパーをしていた時に、「やたらと触ってくる人がいるのよ」と話していたことを思い出した。

 「シルバーの健康体操なんか止めて、抱きつき合い体操でもあったらいいのに」と真面目な顔で言う。「そんなに淋しいですか?」と訊くと、「淋しいよ」と本気で言う。高齢者のひとり暮らしの淋しさを知らされた。

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涼しくて充実した日

2024年07月03日 17時48分22秒 | Weblog

 「今日は35度になるんだって。どこか涼しい所へ行こう」とカミさんが言う。サービス券が使える小牧の和食処で早めの昼食を取った。午前11時半だったのに、結構お客がいる。女性の高齢のグループが多いが、私たちのように夫婦で来ている組もある。

 私たちの隣りの席に、30代くらいのキレイな女性が座った。しばらくするともう少し若い20代の女性がやって来た。すると、ふたりはとても早口でしゃべり出す。韓国語らしいが、ハッキリ分からない。「ママトモ」という単語が聞こえてきたから、ママ友にいじめられているのかも知れない。

 韓国の女性は肌がキレイだ。ノースリーブからの腕が白く艶々している。若い方の女性の付けまつげが、余りにも見事な曲線を描いていた。ふたりとも革靴だが、素足だから踝から指先まで、色の白さが目立つ。

 メナード美術館は、夏をテーマにした作品を展示していた。作品そのものは以前に見たことのあるものがほとんどだが、アプローチの仕方が巧いといつも感じる。「夏旺ん」とか「涼夏」とか、ネーミングが上手い。当館は日本画の田淵俊夫さんの作品を多く所有しているが、テーマにぴったりの絵だと感心する。

 その後、小牧市図書館へ行った。冷房が効きすぎているくらいだった。私は福島泰樹さんの『恋と革命の死 岸上大作』を、カミさんはNHKブックスの『清少納言 枕草子』を、読んだが読み切れなくて、案内で聞くと市外の者でも借りられると言うので、貸出カードを作ってもらった。

 1階のスターバックスに立ち寄り、コーヒーを飲み、スイーツをいただく。「涼しくて、充実した一日だったわね」と、カミさんは嬉しそうに言う。家に帰ってすぐ、エアコンのスイッチを入れた。

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面白おかしく話していたのだろうか

2024年07月02日 18時07分31秒 | Weblog

 NHKドラマ『光る君へ』を観ていると、平安時代の男女関係はとても大らかなように思われる。親の指示で結婚することはあるが、恋愛も自由に行われていたようだ。男が女の家に通うためには、地位と財産が無ければならないのは今と変わらないが、漢詩や和歌に精通していなくてはならない。

 目染めた女に手紙を渡し、女が受け入れてくれれば、家に入り込み床を一緒にする。それが無理矢理であっても、不同意性交では無いのではと思う。女に生活の手段が無いのだから、男にしがみついて生きていく、それは仕方ないことだ。生活力のある男が面倒をみるのは、イスラム教も同じだ。

 どうしてキリスト教だけが、一夫一婦制に固執したのだろう。それでも西洋では、夫婦以外の相手との恋愛が生まれ、不倫を続けるかそれとも離婚するかが話題になっている。フランスでは結婚せずに、自由恋愛を続ける男女が増えているとも聞く。何が正しいのか、分からないのが男女の仲なのかも知れない。

 性被害を受けるのは圧倒的に女性が多い。今は無いかも知れないが、被害を受けた女性の名前や住所あるいは年齢を発表していた時があった。犯罪者では無く被害者なのに、公に曝されてはまるで犯罪者扱いでは無いかと思った。犯罪者を罰するのはいいが、被害者を特定するのは止めるべきだ。

 有名人の誰それが、誰それと不倫したという報道もあるが、不倫は当事者間の問題だから、他人がとやかく言うべきではない。人はどうして、こういう話題が好きなのだろう。平安時代も他人のウワサを、面白おかしく話していたのだろうか。

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ワイワイと懐かしい話が出来ればいい

2024年07月01日 18時18分15秒 | Weblog

 地域新聞が廃刊となり、昔を懐かしんで電話やハガキをいただく。私が新聞を発行したのは1985年の10月で、右も左も分からない土地だったから、地元の人からは「来たり人に出来る訳が無い」と言われた。

 それでもやって来られたのは、新聞作りが好きだったことと、それしか生きていく手段が無かったからだろう。しかし振り返ってみれば、多くの人に支えられたからだと思う。意地悪の人はいたが、受け入れてくれる人は多かった。

 地域新聞の最後の編集長を務めてくれた彼女に午後、会って話をした。今、彼女は2つの大学で教えている。昔、「先生になるのが夢」と言っていたから、夢を叶えたことになる。「小説は諦めた」と言っていたが、エッセイには挑戦しているようだ。

 彼女から好きな作家や、好きな小説をいろいろ聞いた。また、学生の中に「困った子がいるの」という話も聞いた。その学生に「やる気」を持たせた方法を聞き、すっかり先生になっているのを実感した。

 地域新聞の廃刊に伴い、昔話をしようということで、日時や会場を決め、私からみんなにハガキを送ることにした。彼女が新聞に携わったのは、創刊から5年目で、ネコの手も借りたいくらい忙しかった時だった。

 彼女のおかげで新しい仕事に着手出来たから、実際はさらに多忙になった。戦争の話や物の見方に共鳴するものがあり、仕事を終えてからもよく話し込んだ。今日は髪を後ろで縛って上げていたので、何十年も前のことが思い出された。

 「退職金をもらったので、保険に加入することにした」と言う。私が辞めた時は、退職金は無かったから、会社らしくなったと思った。取材費も交際費もなく、取材した議員が「タバコ代だ」と言ってくれた金をみんなで遣った。

 そんな苦労話を話す気は無い。おもしろおかしく、ワイワイと懐かしい話が出来ればいい。

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