【永田満徳(みつのり)】 日本俳句協会会長代行 俳人協会幹事 俳人協会熊本県支部長 「文学の森」ZOOM俳句教室講師

「火神」主宰 「俳句大学」学長 「Haïku Column」代表 「秋麗」同人 未来図賞/文學の森大賞/中村青史賞

〜Facebook「華文俳句社」Kabun Haiku 2020・11〜

2020年10月23日 22時45分00秒 | 「俳句界」華文俳句

俳句大学国際俳句学部よりお知らせ!

 

〜Facebook「華文俳句社」Kabun Haiku 2020・11〜

 

◆2020年『俳句界』11月号が発行されました。2020年1月からは月刊『俳句界』に「華文俳句」の秀句を連載しています。

◆華文圏に俳句の本質かつ型である「切れ」と「取り合わせ」を取り入れた二行俳句を提唱して行きます。

◆2018年11月1日には、二行書きの華文俳句の合同句集『華文俳句選』が発行されました。

◆ 二行俳句の個人句集では、洪郁芬氏が『渺光乃律』(2019、10)を〔華文俳句叢書1〕として、郭至卿氏が『凝光初現』(2019、10)を〔華文俳句叢書2〕として、次々に刊行しています。

◆さらに、全季節を網羅した「華文俳句歳事記」(仮題)が2020年11月末には刊行予定で、これで季重なりの問題が解消されるでしょう。

◆2020年『俳句界』3月号の特別レポートにおいて、「熊本大学」で行われたラウンドテーブル「華文俳句の可能性」の報告が8頁に渡って掲載されました。

◆どうぞご理解とご支援をお願いします。

 

俳句大學國際俳句學部的通知!

 

~Facebook 「華文俳句社」Kabun Haiku  2020・11〜

 

◆2020年『俳句界』11月號已出版。

◆於華文圏提倡包含俳句的基礎「一個切」和「兩項對照組合」的二行俳句。

◆2018年12月1日已出版華文俳句的合著,『華文俳句選』。

◆2020年『俳句界』3月號以八頁的篇幅特別報導了於「熊本大學」舉辦的「華文俳句の可能性」座談會。

◆請各位多多支持指教。

 

華文俳句【俳句界】11月号

永田満徳選評・洪郁芬訳

 

郭至卿

  •  

詩人執筆的手不停啊

春潮   

〔永田満徳評論〕

在風景秀麗的海濱屋裡,拍打岸邊的「春潮」節奏宛如宜人的BGM,而此刻詩歌的創作卻出乎意料地順利。伴隨著迎春的喜悅, 此俳句描繪春季的柔和美好。

 

郭至卿

  •  

詩人の書く手が止まらない

春の潮

〔永田満徳評〕

見晴らしのよい海辺の家の情景で、打ち寄せる「春の潮」のリズムある音があたかも心地よいBGMとなって、詩作が思いの外はかどっているのであろう。春を迎えた喜びとともに、おだやかな春の季節をうまく表現している。

 

 

簡玲

  •  

剛出爐的爆米花

魚鱗雲

 

〔永田満徳評論〕

在魚鱗雲飄逸的秋空之下,大口吃著芳香四溢的熱爆米花,是符合食慾之秋的一個場景。天與地的對比何等遼闊,視野一望無際的延伸。真是一首巧妙的兩項對照組合俳句。

 

簡玲

  •  

出来立てのポップコーン

鱗雲

〔永田満徳評〕

「鱗雲」が広がる秋空のもと、「出来立て」の温かく、香ばしい「ポップコーン」を頬張っている情景は食欲の秋にふさわしい。天と地との対比によって広がりのある句になっていて、取合せの妙技がうまく生かされている。

 

胡同

  •  

開水滾的鳴笛聲

冬曉   

〔永田満徳評論〕

大概是要煮咖啡吧。開水滾後廚房傳來的茶壺鳴笛於寒冷的早晨,伴隨著咖啡的香氣,使心情放鬆並感受到幸福。此俳句描寫作者以好心情迎接「冬曉」的一個畫面。

 

胡同

  •  

お湯の沸く薬缶の音

冬の暁

〔永田満徳評〕

珈琲でも淹れるためであろうか。台所から聞こえてくるお湯の湧く音は珈琲の香りとともに、寒い冬の朝であればあるほど、気持がほぐれ、とても幸せな気分になる。気持よく迎えた「冬の暁」の一場面をうまく切り取っている。

 



 

 

 


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