
▼ところで、空き家にしているわが家のある栃木県は、全国空き家ランキングの12位になっています。100当たり15.0戸が空き家ですから、わが家のマンションにおける空き家数と同じくらいでした。栃木県の総戸数が840千戸で、そのうちの126千戸が空き家とは驚きました。人口減少のスピードを加味すると、空恐ろしい数字といえますね。
▼さらに、野村総合研究所の予測では、2018年、2023年、2028年、2033年における日本の総住宅数・空き家数・空き家率(総住宅数に占める空き家の割合)、住宅の除却・減築などが進まない場合、2033年の空き家数は約2,150万戸へ増加すると見込んでいます。
▼また、生まれ故郷の「塙町議会だより」135号によれば、同町の空き家数は322軒(平成27年度調査)、そのうち立ち入りできなかった99軒を除く223軒について、「良好」76軒、「要修繕」100、利用不能47軒と分類しています。今後は、今年度中に「空き家バンク」を立ち上げ、売却や貸家を考えている15件を中心に、空き家の再利用を推進するとしています。
▼ちなみに、空き家のまま放置される要因としては、更地にすると固定資産税が6倍程度に急増するからですね。そろそろ、私も終活を考えなくてはいけない年齢になりましたが、本書の「道連れと旅」を意識しつつ、栃木県の空き家の処理や終の棲家を含めて、じたばたしながら生きていこうと思います。