前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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福井地裁が高浜原発再稼働を認めない仮処分決定!県議当選につづく勝利です!

2015年04月15日 | 福井県政
  昨日も、宣伝行動、あいさつ回り、会議などがつづきました。
午後からは福井地裁で高浜原発再稼働を認めない仮処分の決定がだされ、裁判所前は原発再稼働反対の県内外の市民でいっぱいに、歓声がひびきわたりました。私も、知事選をたたかった かねもと書記長、西村・鈴木両市議らとともに参加しました。京都や滋賀県のみなさんともエールを交換しました。県議当選につづく勝利です。
 その後、国際交流会館に場所を移しての報告集会。地下ホールには入りきらず、別会場も準備されました。

 西川知事は「県としては、これまで通り、国や事業者の対応状況などを十分確認し、安全確保を最優先に慎重に対応していく」などとのコメントをだしたようですが、その手続きがの最終的場面である再稼働が法的に認められないのです。その重要性を考慮しなくてはなりません。

 県議選でも再稼働推進を訴えた候補者が自民党中心に多数でしたが、県議会としても、今回の裁判所の決定を重く受け止めた審議が必要になることは言うまでもありません。
 県議会の政党会派のなかでいっかんして「再稼働反対」は日本共産党です。おおいにがんばりましょう!








■NHK・・・再稼働認めない仮処分決定

   福井県にある高浜原子力発電所の3号機と4号機について、福井地方裁判所は、14日、「原発の安全性は確保されていない」として関西電力に再稼働を認めない仮処分の決定を出しました。
異議申し立てなどによって改めて審理が行われ、決定が覆らなければ、高浜原発は再稼働できなくなりました。
関西電力は異議申し立てを検討するとしています。
福井県高浜町にある関西電力の高浜原発3号機と4号機について、福井県などの住民9人は、安全性に問題があるとして福井地方裁判所に仮処分を申し立て、再稼働させないよう求めました。
これに対して、関西電力は、福島の原発事故も踏まえて対策をとったと反論しました。
福井地方裁判所の樋口英明裁判長は、さきほど、関西電力に対して、高浜原発3号機と4号機の再稼働を認めない仮処分の決定を出しました。
決定では「10年足らずの間に各地の原発で5回にわたって想定を超える地震が起きたのに、高浜原発では起きないというのは楽観的な見通しに過ぎない」と指摘しました。
 その上で原子力規制委員会の新しい規制基準について「深刻な災害を引き起こす恐れが万が一にもないといえるような厳格な基準にすべきだが、新しい規制基準は緩やか過ぎ、適合しても原発の安全性は確保されていない。規制基準は合理性を欠く」と指摘しました。
今回の仮処分は、すぐに効力が生じるもので関西電力の異議申し立てなどによってあらためて審理が行われ決定が覆らなければ、高浜原発は再稼働できなくなりました。
異議申し立てなどによる審理は福井地裁で行われ、決定が覆れば、仮処分の効力は失われます。
関西電力側の弁護士は「会社の主張を裁判所に理解してもらえず、まことに遺憾で到底承服できない」と話し、異議申し立てを検討するとしています。


知事のコメント

  福井県の西川知事は、「司法の判断であり、申し上げる立場にないが政府は、原子力規制委員会によって安全性が確認された原発については再稼働を進める方針で、県としては、これまで通り、国や事業者の対応状況などを十分確認し、安全確保を最優先に慎重に対応していく」というコメントを出しました。