前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

福井市議会議員の半数が「八百長」質問か?原子力規制委員会の愚かな決定

2015年04月24日 | Weblog
  いよいよ福井市議選も最終盤、議席確保へ西村きみこ、鈴木しょうじゅ候補が声をからしての大激闘です。
明日、緊迫した情勢のもと、藤野やすふみ衆議院議員が福井市内で訴えます!ぜひお聞きください。

 明日25日

  16時40分  Aコープやしろ店前  鈴木しょうじゅ候補とともに訴えます

  17時35分  福大前えちぜん鉄道西福井駅前   西村きみこ候補とともに訴えます


 昨日の県民福井に議会質問を理事者につくらせている「八百長議会」の福井市議会の記事が掲載された。なんと1期目からベテランまで半数の市議が質問を理事者につくらせている、という。

 こういう議員では、市役所がすすめる新幹線やプラネタリウムの無駄遣いなどに反対できなくなるのも当然だろう。

 あらためて、「なんのために議員になるのか」が問われるし、福井市の有権者ひとりひとりもそこをしっかり見極めていただきたいと思います。

 もちろん、日本共産党の2人の福井市議団はそういう「八百長議会」とは無縁です!



      
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  原子力規制委員会がまた、愚かな決定をした。
原発立地自治体の反対を無視して、原発事故時の放射能拡散予測システムを活用しない、という。
 ますます住民には原発事故にともなう「情報」が隠されていくことになり、福島原発事故の教訓はいかされない。
 国民の安全を無視した原発再稼働など論外だということをまた裏付けた。

■産経・・・・「SPEEDI」削除決定へ 自治体反対押し切る 規制委、原子力災害対策指針改正

  原子力規制委員会が、原発事故の際に放射性物質の拡散を予測する「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム」(SPEEDI=スピーディ)の活用を明記していた原子力災害対策指針を今月中に改正し、SPEEDIの記述の削除を決めたことが18日、分かった。規制委には原発の立地自治体からSPEEDIを活用するよう意見書が寄せられていたが、それを押し切る形となり、自治体の反発が予想される。

 規制委によると、現行の指針は「SPEEDIのようなシミュレーションを活用した手法で、放射性物質の放出状況の推定を行う」と記載していたが、これらの文章を削除するという。

 代わりに、実際に測定された実測値を基準に避難を判断。重大事故が起きた場合、原発から半径5キロ圏は即時避難、5~30キロ圏は屋内退避後に、実測値に基づいて避難するとしている。

 東京電力福島第1原発事故では、政府中枢にSPEEDIの存在が知らされず、SPEEDI自体もデータがうまく収集できなかったため、初期避難に混乱を招いた。結果的に、原発周辺の住民の中には放射性物質が飛散した方向へ避難した人も多く、政府は強い批判を浴びた。

このため、規制委は風向きなど天候次第で放射性物質が拡散する方向が変わり、予測が困難であることを重要視。昨年10月には、「SPEEDIで放射性物質の放出のタイミングやその影響の範囲が正確に予測されるとの前提に立って住民の避難を実施するとの考え方は危険」と判断した方針をまとめていた。

 しかし、新潟県は3月末、「実測値のみによる防護措置の判断では被(ひ)曝(ばく)が前提となるため、判断材料の一つとして予測的手法も活用し、早めに防護措置が実施できる仕組みとするように」と要望する意見書を規制委に提出。福島県も「安全で確実な避難をするためにはSPEEDIの予測精度を高めることも必要。使えるものは使っていくべきだ」と反発していた。

 規制委関係者は「自治体の反対意見は承知しているが、丁寧に理解を求めていきたい」と話している。

(原子力取材班)