前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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「非常用発電機のポンプ軸が曲がる」「水素爆発の対策を強化」では安心できない

2017年02月05日 | 福井県政
 「非常用発電機のポンプ軸が曲がる」「水素爆発の対策を強化」・・・原発事故にそなえた機器が大地震などの際にきちんと作動するのか、不安が増します。

 いくつもの、何重もの対策で大丈夫、と政府も電力事業者も繰り返しますが、安心だね、とうなづく国民は少数派です。
来月は東日本大震災、福島原発事故から6年。事故の闇はますます深まり、専門家も驚く放射能汚染の実態を前に廃止作業の行方はますます不透明になります。作業員のみなさんも被曝線量とのたたかいです。

 いまだ8万人を超える人々が避難を余儀なくされ、こどもへのいじめ、生活困窮、家族別離、生活不安、放射能の影響への不安などに苦しんでいます。

 原発ゼロへ。福島の現実はますます私たちにせまるものとなっているのではないでしょうか。

■NHK・・・・非常用発電機のポンプ軸曲がる

運転を停止している敦賀原子力発電所2号機の非常用発電機でポンプの軸の一部が曲がっているのが見つかり、運営する日本原子力発電は、3日、国に報告しました。
日本原電は原因を調べていますが、外部からの電源が失われた場合に別の発電機などで対応できるため問題はないとしています。
日本原電によりますと去年12月、敦賀市にある敦賀原発2号機で、2台ある非常用ディーゼル発電機のうち、1台を点検のため試運転したところ、異常を知らせる警報が鳴りました。
詳しく調べたところ、発電機に冷却水を送り込む「羽根車」と呼ばれる部品が割れていてこの部品に回転の力を伝える軸が曲がっているのが見つかりました。
この軸は長さ約45センチ、直径約5センチのステンレス製で、一部が僅かに曲がっていたということで、日本原電は、3日、国に報告しました。日本原電では原因を調べていますが外部からの電源が失われた場合、もう1台の発電機と電源車で対応できるので問題はないとしています。

02月03日 23時10分


■NHK・・・・大飯原発 水素爆発の対策を強化

大飯原子力発電所の3号機と4号機について、関西電力は、福島第一原発で起きた水素爆発の教訓を踏まえた安全対策の強化などを盛り込んだ補正書と呼ばれる書類を国に提出しました。
審査が順調に進めば原子力規制委員会は、今年度中にも審査書の案をとりまとめる見通しで、関西電力はことし9月までに再稼働したいとしています。
関西電力が再稼働を目指す大飯原発3,4号機について原子力規制委員会は、1月10日、重大事故が起きたときの安全対策を大筋で了承し、今年度中にも再稼働の前提となる新しい規制基準の審査に事実上、合格したことを示す審査書の案をとりまとめる見通しです。
こうしたなか関西電力は、福島第一原発で起きた水素爆発の教訓を踏まえた安全対策の強化などを盛り込んだ補正書と呼ばれる書類を国に提出しました。
それによりますと、事故で核燃料の冷却ができず、格納容器の中で水素濃度が上がり爆発するのを防ぐ装置の電線の貫通部を2系統に増やし、安全対策を強化したということです。
関西電力は、ことし5月にすべての対策の工事を終え、9月までに再稼働したいとしていますが、地元の同意などの手続きが残されているため、スケジュール通りに進むかどうかは見通せない状況です。

02月03日 23時10分