終戦記念日。元福井県議の渡辺三郎さんのエッセイに「私の八月十五日」があり再読。戦後をふたたび戦前にしてはならない、と軍国少年だった自らの体験も振り返って書かれています。タモリさんの「新しい戦前」という発言が年初からクローズアップされた年ですが、最近の麻生太郎氏の台湾での発言などでますます緊張が高まります。
たまたまネットでかつての戦争を賛美する団体の集会を生中継していました。登壇した方が、「大本営発表はウソだった、と批判する人がいるが、敵に流れる情報でウソを流すのは当たり前。天気予報もそうだ」などと発言していました。
いま、ちょうど台風禍にあります。戦争の時代は、天気予報が軍事機密のため、国民には知らされず、台風接近を知らないままに大きな被害となったこともありました。
映画、新藤兼人監督「一枚のハガキ」を鑑賞。2人の夫を戦争で相次いで亡くし、そのショックで義父母まで亡くした妻を演じる大竹しのぶの凄まじい演技に息をのむ。いまだ多くの遺骨が海中に、地中に眠っています。
沖縄辺野古では沖縄戦犠牲者の遺骨ふくむ土砂を新たなアメリカ軍基地建設の埋め立てに使う岸田政権。このような「鬼畜」ともいえる仕打ちでは戦死者は浮かばれないのではないか。
新たな「大本営」にだまされないように‼️