昨日は、かねもと候補、山田市議らとの街頭宣伝で猛暑対策、原発問題、福島原発事故汚染処理水放出問題など訴え。岸田政権がすすめる原発事故の汚染処理水の海洋放出は地元住民からの強い批判があります。放射性物質が海洋放出で消滅するわけではなく、あらたな汚染源となりかねません。いったん原発事故が起これば、コントロール出来ないのに、あたかもコントロール出来るかのように、安倍元総理や岸田政権がかたります。このような政権の下で老朽原発の再稼働をすすめることは次の原発大事故をまねきかねません。夜は共産党支部のみなさんと地域訪問活動で日本共産党を語りました。
★9月3日 国会でもっとも原発問題を追及してきた 藤野やすふみ前衆議院議員講演会が福井市で開催されます。午後2時から福井フェニックスプラザ地下会議室。主催は原発問題住民運動福井県連絡会。ぜひお聞きください。
今年も正倉院展が10,11月に開かれます。正倉院に開田図が2枚残っているのは福井・糞置荘遺跡だけです。この遺跡の新幹線工事による影響について県議会でも取り上げたことがあります。てもとにある書籍には直木幸次郎先生の文章もありました。
■2013年12月県議会 予算決算特別委員会
◯佐藤委員 これから新幹線の工事も始まるが、工事区間が長距離に及び、同時多発的にいろいろ地域で工事が行われることになる。常に公共事業が行われるときには、文化財の埋蔵調査が話題になるが、その調査体制を十分拡充していかなければならないと思うがどうか。
◯教育長 一般的に埋蔵文化財の調査については、文化財調査員専門員2人と実際に作業を行う者が20名ぐらいで1チームを編成し行っている。その1チームで行われる発掘調査の規模は、大体年間で3,000平方メートルぐらいとなっている。新幹線の調査については、最大10チームぐらいとれる体制で取り組む。これは富山県よりは多く、石川県と比べても遜色のない対応となっている。現段階で新幹線の工事による発掘調査の面積を約9万平方メートルと見込んでいるので、この体制で十分対応できると考えている。
◯佐藤委員 そのような体制で万全を期すということだからやっていただきたいが、福井市内にも工事区間には糞置荘の遺跡があると報道されている。正倉院に開田図が2枚残っているということであり、正倉院の宝物に開田図が複数枚残っている荘園というのは極めて少ないということである。いにしえの時代から東大寺の創建に福井が貢献してきた非常に貴重な場所だと言われているが、そういう場所の調査を特に重視してやるとか、その土地を保全するとか、どのように考えているか。
◯教育長 もちろん公共事業による工事のところであるから、そういった遺物等については保存をしながら記録調査して、報告書をまとめていくことになる。ほかの場所でもいろいろな形のものが出てきており、出土した貴重なものについて保存していきたいと思っている。
◯佐藤委員 古い話であるだが、前回の福井国体のときには道守荘が破壊されたということで、当時の文化財の関係者からはいろいろ意見があったように思う。今回の糞置荘については、文化財関係者の意見を聞いているか。
◯教育長 今申したように、これから発掘等を行っていくので、その中で記録調査等について専門家の意見等も十分いただく。今後、実際の発掘が始まるので、これから話をしていくことになる。
◯佐藤委員 ぜひ丁寧に専門家の意見を聞くよう願いたい。