物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

親の介護

2008年08月12日 | Weblog
 11日、会社を休んで、義父を入所先の老健施設から八尾市内の総合病院へ連れて行く。持病の糖尿病からくる視力低下が著しいらしく、このままいくと失明する可能性があるとのことで、手術、入院をすることになった。一週間程度で退院できるそう。
 ここ数年、義父の健康状況は芳しくない。何度か手術もしている。年齢は70歳、今時ならば「まだまだ元気で若々しく」といきたいところだが、こればかりはどうしようもない。私の両親はまだ現役で働いていて、健康面での心配はなく、家内も専業主婦で子育てが一段落ついているので、義父の下へまめに顔を出せているのがまだ救いである。
 親の介護や生き死について、タイミングや状況などは千差万別である。若くして親を亡くしてしまうという不幸もあれば、中高年になって「まだまだ親も元気で。」などと喜んでいたら、そのまま90歳代の親を60歳代の子供が介護することになってしまう、なんてこともある。親には十分長生きしてもらった上で、老衰あるいは病中の介護期間はできるだけ短く、というのが理想だろうが、長寿世界一の日本は、その分寿命までの病気やケガの期間が平均6~7年もあるそうだ。結婚して親が4人いれば、延べ20~30年くらいは親の病気と関わりあっていかなければならないことになる。逆に介護の時期が一気に重なってしまうということもあり得る。
 そういったことに対するリスク(やや不謹慎な表現だが)や覚悟、現実的な処し方について、若いうちに学んだりシミュレーションする機会が意外と世の中にはない。人生において重大なことは結構“ぶっつけ本番”なんだなと思ってしまう。

コメント (2)
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