物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

【書籍】壁を破る発想法

2008年08月14日 | Weblog
 『壁を破る発想法』(佐藤満著、日経BP社)を読む。

 筆者は、ホンダ時代、タイでホンダ車を売りまくり、VAN社長に就任後はフォルクスワーゲンを輸入車No1に返り咲かせ、日本ゼネラルモータース社長を務め、“伝説の男・世界のサトマン”と称される。
 そのキャリアの中で、自身がどのように逆境の中で、マーケットを切り拓いてきたか、体験談がリアルに書かれている。
 後半は、自身のリーダーシップ論。すべて「3」という数字に帰結させている。

 ■問題解決の3段階
  1.何事をシンプルになるまで考え抜き
  2.そのシンプルに集約された事柄だけにエネルギーを集中
  3.それを最も速いスピードで仕上げる

 ■思考のための3つの目
  1.物事について、目先にとらわれず見る「長い目」
  2.物事が置かれている状況、背景などを考え、多角的に見る「広い目」
  3.枝葉末節にこだわらず、本質を見極めようとする「深い目」

 ■部下をまとめる3つのE
  1.Education(教育)
  2.Environment(環境づくり)
  3.Enforcement(強要・強制)

 ■1日30分は孤独になる(自分で思索する時間を持つ)

  ・・・等々
 「3」をキーワードとしていて分かりやすい。
 「3」が付くときに賢くなる、まさに“世界のサトマン”である。



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