『無邪気な脳で仕事をする』(黒川伊保子・古森剛著、ファーストプレス)を読む。
仕事かつプライベートでお世話人になっている会社の社長(古川氏)の著書ということで読ませてもらった。脳科学の研究者でメディアにもしばしば登場する黒川氏との対談形式。一テーマにつき3~4ページで完結するので読みやすい。好奇心と素直さ、すなわち無邪気な脳を持つことが成功に繋がるのだという。
印象的だったのは「第5章 語感の力」。「母音は人を安心させ、子音は人を緊張させる」という話。母音は声帯振動音を強く感じるナチュラルな音、すなわちアナログ音であり、子音は「しっ」とか「くっ」とか機械が出す音に似ており、デジタル回路を刺激するデジタル音なのである。従って、リーダーがメンバーに対して働きかけるときには母音を多く含む言葉を選ぶ方が効果的だと述べる。
少し前、仕事上であるプロモーションのキャッチコピーを紹介してもらうときに、企画者から、そのコピーが語感的(音声的)に人にどういう印象を与えるのかを切り口にして説明された。その時は「そんなもんかなぁ?」と思っていが、なるほど本書に通じるところがある。
仕事かつプライベートでお世話人になっている会社の社長(古川氏)の著書ということで読ませてもらった。脳科学の研究者でメディアにもしばしば登場する黒川氏との対談形式。一テーマにつき3~4ページで完結するので読みやすい。好奇心と素直さ、すなわち無邪気な脳を持つことが成功に繋がるのだという。
印象的だったのは「第5章 語感の力」。「母音は人を安心させ、子音は人を緊張させる」という話。母音は声帯振動音を強く感じるナチュラルな音、すなわちアナログ音であり、子音は「しっ」とか「くっ」とか機械が出す音に似ており、デジタル回路を刺激するデジタル音なのである。従って、リーダーがメンバーに対して働きかけるときには母音を多く含む言葉を選ぶ方が効果的だと述べる。
少し前、仕事上であるプロモーションのキャッチコピーを紹介してもらうときに、企画者から、そのコピーが語感的(音声的)に人にどういう印象を与えるのかを切り口にして説明された。その時は「そんなもんかなぁ?」と思っていが、なるほど本書に通じるところがある。