会社帰りにロック食堂に寄る。カウンターが満席だったので、一人テーブル席で飲んでいた。しばらくすると何人か帰っていった。カウンターへ移動。私を挟んで左がM車さん。当店の常連で高校の先輩だ。右が見知らぬオッサン。けっこう酔っぱらっているらしく、マスターとMさんと私の会話にも、ちょくちょく口を挟んで、どうでもいいような突っ込みをしてくる。それがウザい。適当にあしらっていると、お愛想になった。マスターが「2,100円です」（←もともとかなり良心的な値段）。すると「ワシそんな持ってへん」と言い出しやがった。マスターも顔色を変えて「そんなん困りますわ！」。「週末のライブ観に来るからそのとき10倍にして払うわ」と明らかなウソをつく。結局持ち金は1,500円だったので、それを全部置いていった。横でやりとりを見てて胸クソ悪かった。被害金額は600円。マスターも「ほんまたまにこんなことあるねんえ」と、過去のもっとひどい事例やそのときの警察対応のことなどを教えてくれた。色々とノウハウがあるようだ。感心しながら、夜の水商売は大変だなとあらためて思った。
