雑誌『エコノミスト7/29号』で「音楽がタダになる」という特集を読んだ。
音楽業界に異変が起こっている。これまで業界のメインはレコードやCDの原盤(マスターテープ)の制作、宣伝、販売機能を有するレコード会社だった。それが昨今のデジタル機器の発達で、非常に手軽で安価に原盤が作成でき、宣伝や販売もインターネットを通じて行えるので、アーチストは今までのようにレコード会社に頼る必要がなくなってくる。アマチュアミュージシャンですら音源を自主制作し、ネット等を使って発信(発売)できるようになっている。
消費者側もレンタルしたソフトをほぼ音質を損なわずにコピーしたり、ファイル共有ソフトを使ってネットを通じてコストをかけずに入手したりできるようになっている。
そのため従来業務では儲けにくくなってきたレコード会社は、音楽プロダクションやコンサートプロモーション会社を傘下に収める。音源そのものは儲けのためではなく、プロモーションとして割り切って活用(ex.ネット配信、携帯ダウンロード)し、ライブやアーチストのマネジメント、グッズ販売等で儲けるようなビジネスモデルを構築してきているそうだ。確かに最近は「フジロック」、「サマーソニック」、「ロック・イン・ジャパン」といった従来の三大ロックフェスに加え、「ライジングサン」、「アラバキ」、「ap bank fes」、「セットストック」等メガイベント増えているし。“音楽総合商社化”することで生き残りを図るわけである。
外的要因で業界構造が変化し、市場におけるプレイヤーのポジショニングが変わってきている。
最近のヒットチャートを見てもいわゆるミリオンセラーはアルバム・シングルともに格段に減ってきている。その代わり知らないミュージシャンはどんどん増えてきて、「多くのアーチストが小成功を収める“多品種小生産”」市場になっているように思う。楽曲は皆クォリティが高いが心に残りにくい。「大好きなレコードを擦り切れるまで聴く」みたいな表現は今の若者たちにはピンとこないだろう。
先月、ビリー・ジョエルの『ストレンジャー』発売30周年記念盤(DVD付)が発売された。発売から30年経ってもパッケージングを変え、また市場に出せるようなズッシリと価値のある作品、今後出現するのかな?
音楽業界に異変が起こっている。これまで業界のメインはレコードやCDの原盤(マスターテープ)の制作、宣伝、販売機能を有するレコード会社だった。それが昨今のデジタル機器の発達で、非常に手軽で安価に原盤が作成でき、宣伝や販売もインターネットを通じて行えるので、アーチストは今までのようにレコード会社に頼る必要がなくなってくる。アマチュアミュージシャンですら音源を自主制作し、ネット等を使って発信(発売)できるようになっている。
消費者側もレンタルしたソフトをほぼ音質を損なわずにコピーしたり、ファイル共有ソフトを使ってネットを通じてコストをかけずに入手したりできるようになっている。
そのため従来業務では儲けにくくなってきたレコード会社は、音楽プロダクションやコンサートプロモーション会社を傘下に収める。音源そのものは儲けのためではなく、プロモーションとして割り切って活用(ex.ネット配信、携帯ダウンロード)し、ライブやアーチストのマネジメント、グッズ販売等で儲けるようなビジネスモデルを構築してきているそうだ。確かに最近は「フジロック」、「サマーソニック」、「ロック・イン・ジャパン」といった従来の三大ロックフェスに加え、「ライジングサン」、「アラバキ」、「ap bank fes」、「セットストック」等メガイベント増えているし。“音楽総合商社化”することで生き残りを図るわけである。
外的要因で業界構造が変化し、市場におけるプレイヤーのポジショニングが変わってきている。
最近のヒットチャートを見てもいわゆるミリオンセラーはアルバム・シングルともに格段に減ってきている。その代わり知らないミュージシャンはどんどん増えてきて、「多くのアーチストが小成功を収める“多品種小生産”」市場になっているように思う。楽曲は皆クォリティが高いが心に残りにくい。「大好きなレコードを擦り切れるまで聴く」みたいな表現は今の若者たちにはピンとこないだろう。
先月、ビリー・ジョエルの『ストレンジャー』発売30周年記念盤(DVD付)が発売された。発売から30年経ってもパッケージングを変え、また市場に出せるようなズッシリと価値のある作品、今後出現するのかな?
18日から少し遅い夏休みだったのだが、仕事でのもめ事を解決するために、予定を変えて午前中だけ出勤。
大変お世話になっている社外の目上の方との打ち合わせをメールでしていて、私の言葉足らずで、先方を立腹させてしまった。相手は超お忙しい方なので、なるべくメールの方がいいだろうと判断し、一ヶ月弱やりとりしていたのだが、ついに先方からの直近のメールに、「そもそもこういった内容をメールですることに疑問である。」と書かれてあり、それで急遽対面して打ち合わせをさせていただこうと、今日の午前にアポを入れた。
お会いしてまず当方の非礼を謝罪し打ち合わせに入る。直接のやりとりだと、双方の考えていることがリアルに分かり、相違点も話をしながら上手く合意に導けた。結果、「今日の打ち合わせではここまで決めれたらいいな。」という目標ラインを大きく超えて、相当煮詰めることができた。最後は先方から「良い打ち合わせだった。」とおっしゃっていただき、握手して別れた。
今回の教訓。
その一、メールでの文章を簡潔にまとめようとすると冷たい印象を与えてしまい、また行間の意味合いまで省かれてしまうリスクがある。
その二、そもそも当該案件はメール、電話、直接面対で対応した方がいいのか、まず最適手段を考えること。
基本的なことだがなかなか難しい。
大変お世話になっている社外の目上の方との打ち合わせをメールでしていて、私の言葉足らずで、先方を立腹させてしまった。相手は超お忙しい方なので、なるべくメールの方がいいだろうと判断し、一ヶ月弱やりとりしていたのだが、ついに先方からの直近のメールに、「そもそもこういった内容をメールですることに疑問である。」と書かれてあり、それで急遽対面して打ち合わせをさせていただこうと、今日の午前にアポを入れた。
お会いしてまず当方の非礼を謝罪し打ち合わせに入る。直接のやりとりだと、双方の考えていることがリアルに分かり、相違点も話をしながら上手く合意に導けた。結果、「今日の打ち合わせではここまで決めれたらいいな。」という目標ラインを大きく超えて、相当煮詰めることができた。最後は先方から「良い打ち合わせだった。」とおっしゃっていただき、握手して別れた。
今回の教訓。
その一、メールでの文章を簡潔にまとめようとすると冷たい印象を与えてしまい、また行間の意味合いまで省かれてしまうリスクがある。
その二、そもそも当該案件はメール、電話、直接面対で対応した方がいいのか、まず最適手段を考えること。
基本的なことだがなかなか難しい。
アントキの猪木がインストラクター役となり、ナックルパートやローキック、卍固めなど、本家・アントニオ猪木の往年の必殺技をモチーフにしたエクササイズを披露。もちろんちょっと古いがビリー・ザ・ブートキャンプのパロディ。武藤刑事や、リトル清原などマイナーなモノマネ芸人も参加し多少の華をそえる。
個人的には仰向けに寝転がり、「カモォン~」と相手を呼び込む動作をしながら腹筋をする、というのが笑えた。異種格闘技のモハメド・アリ戦でアリキックを打ち込む前の動作をモチーフとしていることはすぐ分かる。
猪木のモノマネだけでこれだけの芸が成立するのは、アントキの猪木のパフォーマンスもさることながら、やはり本家の天才とバイタリティ故だろう。そうして考えると、ブラジルで砲丸投げをしていた若き日の猪木少年を見出し、プロレスラーとして日本へ連れてきた力道山が一番偉いのである。
個人的には仰向けに寝転がり、「カモォン~」と相手を呼び込む動作をしながら腹筋をする、というのが笑えた。異種格闘技のモハメド・アリ戦でアリキックを打ち込む前の動作をモチーフとしていることはすぐ分かる。
猪木のモノマネだけでこれだけの芸が成立するのは、アントキの猪木のパフォーマンスもさることながら、やはり本家の天才とバイタリティ故だろう。そうして考えると、ブラジルで砲丸投げをしていた若き日の猪木少年を見出し、プロレスラーとして日本へ連れてきた力道山が一番偉いのである。
夕食はロック食堂へ。お盆は客も少なく、25年くらい前のキッド・クレオール&ザ・ココナッツの珍しいライブビデオを視ながら、韓国冷麺と串カツを食べる。キッド・クレオールはカッコイイ。「胡散臭いキザなボーカル+大人数のバンド+ホーンセクション+娘たちの下手くそな踊り&バックコーラス」という編成。カールスモーキー石井は「米米クラブはキッド・クレオールをそのままパクってます。」と言ってたがホンマそのまま。
“胡散臭いキザ”っていうのが結構好きである。じゃっかんB級で“確信犯でやってるキザ”みたいな感じ。カサンブランカ・ダンディーの時のジュリー、カールスモーキー石井、横山剣、永瀬正敏等々。自分が間違っても目指してはいけない(似合わないから)方向性だから逆に無いものねだりなのかもしれない。
キッド・クレオールの後は、アルジェリアを中心とした北アフリカのポップミュージック「ライ」のミュージシャン達のジョイントライブを視る。これも楽しかった。
二軒目はBORDER。メーカーズマークの水割りを2杯飲んで帰宅。
“胡散臭いキザ”っていうのが結構好きである。じゃっかんB級で“確信犯でやってるキザ”みたいな感じ。カサンブランカ・ダンディーの時のジュリー、カールスモーキー石井、横山剣、永瀬正敏等々。自分が間違っても目指してはいけない(似合わないから)方向性だから逆に無いものねだりなのかもしれない。
キッド・クレオールの後は、アルジェリアを中心とした北アフリカのポップミュージック「ライ」のミュージシャン達のジョイントライブを視る。これも楽しかった。
二軒目はBORDER。メーカーズマークの水割りを2杯飲んで帰宅。
終戦記念日、住之江区の大阪護国神社へ出かける。正午に「英霊感謝祭」、私が訪れた晩には「献灯みたま祭」が催されていた。
さすがに、レプリカの日本刀を振りかざしていたり、軍服に身を包んで行進したりしているケッタイなジイさんはいない。「日本人よ胸を張れ。大和民族の子孫として」と書かれたTシャツを着たちょっと強面(こわもて)のお兄さんが一人いただけだ。まあ靖国神社とは違う。
世間は北京オリンピック真っ只中。中国は今回のオリンピックと来年の上海万博で、自他ともに認める世界のトップへと躍進していく。(英霊たちはそれをどのような気持ちで眺めているのだろう。)境内に奉献された提灯の幻想的な光りに包まれながらそんなことを考える。するとどこからともなく「ブロロォォォォ~ッ!」というエンジン音が。エッ!?ゼロ戦?英霊の降臨かっ!?音のする方向を見ると、「SUMINOE KYOTEI」の文字が。隣の住之江競艇場で「大阪ダービー」がナイター開催されていた。ボートのエンジン音だったのである。ちょっと立地悪いな、ここの神社は(苦笑)。
お参りして少し境内を散歩し神社を後にする。来年また来ます。
さすがに、レプリカの日本刀を振りかざしていたり、軍服に身を包んで行進したりしているケッタイなジイさんはいない。「日本人よ胸を張れ。大和民族の子孫として」と書かれたTシャツを着たちょっと強面(こわもて)のお兄さんが一人いただけだ。まあ靖国神社とは違う。
世間は北京オリンピック真っ只中。中国は今回のオリンピックと来年の上海万博で、自他ともに認める世界のトップへと躍進していく。(英霊たちはそれをどのような気持ちで眺めているのだろう。)境内に奉献された提灯の幻想的な光りに包まれながらそんなことを考える。するとどこからともなく「ブロロォォォォ~ッ!」というエンジン音が。エッ!?ゼロ戦?英霊の降臨かっ!?音のする方向を見ると、「SUMINOE KYOTEI」の文字が。隣の住之江競艇場で「大阪ダービー」がナイター開催されていた。ボートのエンジン音だったのである。ちょっと立地悪いな、ここの神社は(苦笑)。
お参りして少し境内を散歩し神社を後にする。来年また来ます。
『夜と霧(新版)』(ヴィクトール・E・フランクル著、池田香代子訳、みすず書房)を読む。
ユダヤ人の心理学者フランクルによるナチスのユダヤ人強制収容所での体験記。第二次世界大戦中、家族と引き離され、送り込まれた収容所での生活、その中での自身の心の動き、また他の被収容者の心が壊れていく(そして死んでいく)様が、驚くほど冷静に書かれている。
本書は、収容所の悲惨さを後世に伝えるための「記録」ではなく、一人の心理学者が、極限状態に置かれた人間の精神の有り様や、生きることへの意味の見出し方について、“収容所生活という格好の素材”を通じて研究された「心理学術書」あるいは「哲学書」だと、私は解釈している。
「新版」では、「旧版」の巻末に付いていたアウシュビッツ収容所の写真や図解資料は全て省かれているそうだが、本書の趣旨からするとそれでよい。筆者や訳者の筆致のみで、できるだけ客観的に中身を伝えていくというアプローチが正しい。
そして読後の感想。
昔の上司によく言われていた言葉、「(お前は)足るを知れ!」である。
ユダヤ人の心理学者フランクルによるナチスのユダヤ人強制収容所での体験記。第二次世界大戦中、家族と引き離され、送り込まれた収容所での生活、その中での自身の心の動き、また他の被収容者の心が壊れていく(そして死んでいく)様が、驚くほど冷静に書かれている。
本書は、収容所の悲惨さを後世に伝えるための「記録」ではなく、一人の心理学者が、極限状態に置かれた人間の精神の有り様や、生きることへの意味の見出し方について、“収容所生活という格好の素材”を通じて研究された「心理学術書」あるいは「哲学書」だと、私は解釈している。
「新版」では、「旧版」の巻末に付いていたアウシュビッツ収容所の写真や図解資料は全て省かれているそうだが、本書の趣旨からするとそれでよい。筆者や訳者の筆致のみで、できるだけ客観的に中身を伝えていくというアプローチが正しい。
そして読後の感想。
昔の上司によく言われていた言葉、「(お前は)足るを知れ!」である。
『壁を破る発想法』(佐藤満著、日経BP社)を読む。
筆者は、ホンダ時代、タイでホンダ車を売りまくり、VAN社長に就任後はフォルクスワーゲンを輸入車No1に返り咲かせ、日本ゼネラルモータース社長を務め、“伝説の男・世界のサトマン”と称される。
そのキャリアの中で、自身がどのように逆境の中で、マーケットを切り拓いてきたか、体験談がリアルに書かれている。
後半は、自身のリーダーシップ論。すべて「3」という数字に帰結させている。
■問題解決の3段階
1.何事をシンプルになるまで考え抜き
2.そのシンプルに集約された事柄だけにエネルギーを集中
3.それを最も速いスピードで仕上げる
■思考のための3つの目
1.物事について、目先にとらわれず見る「長い目」
2.物事が置かれている状況、背景などを考え、多角的に見る「広い目」
3.枝葉末節にこだわらず、本質を見極めようとする「深い目」
■部下をまとめる3つのE
1.Education(教育)
2.Environment(環境づくり)
3.Enforcement(強要・強制)
■1日30分は孤独になる(自分で思索する時間を持つ)
・・・等々
「3」をキーワードとしていて分かりやすい。
「3」が付くときに賢くなる、まさに“世界のサトマン”である。
筆者は、ホンダ時代、タイでホンダ車を売りまくり、VAN社長に就任後はフォルクスワーゲンを輸入車No1に返り咲かせ、日本ゼネラルモータース社長を務め、“伝説の男・世界のサトマン”と称される。
そのキャリアの中で、自身がどのように逆境の中で、マーケットを切り拓いてきたか、体験談がリアルに書かれている。
後半は、自身のリーダーシップ論。すべて「3」という数字に帰結させている。
■問題解決の3段階
1.何事をシンプルになるまで考え抜き
2.そのシンプルに集約された事柄だけにエネルギーを集中
3.それを最も速いスピードで仕上げる
■思考のための3つの目
1.物事について、目先にとらわれず見る「長い目」
2.物事が置かれている状況、背景などを考え、多角的に見る「広い目」
3.枝葉末節にこだわらず、本質を見極めようとする「深い目」
■部下をまとめる3つのE
1.Education(教育)
2.Environment(環境づくり)
3.Enforcement(強要・強制)
■1日30分は孤独になる(自分で思索する時間を持つ)
・・・等々
「3」をキーワードとしていて分かりやすい。
「3」が付くときに賢くなる、まさに“世界のサトマン”である。
12日、神戸住吉駅前の闘魂寿司へ行った。メンバーは本ブログ登場回数No.1のT先輩他、プロレス大好き素敵なミドル4人。私の所属するプロレス同好会とは別のメンバー、新たな人脈を築きつつある。今回の集会を機に“平成の大連立”へ発展することが約束された。
店内には、店の大将が来店したレスラーたちと撮った写真がズラリと飾られている。刺身や握りを食べ、猪木プロデュースの麦焼酎『闘魂』を飲み、一通り腹が膨れたところで、店のテレビで昔の中継録画を視ようということになり、大将自慢の名勝負が再生された。
1983年7月7日、大阪府立体育館。セミファイナルのタイガーマスク(初代)vs寺西勇のシングルマッチである。結果はタイガーの勝利だったが、試合終了後翌週にNWAJrヘビーのタイトルを賭けて戦う予定の小林邦昭が乱入し、タイガーのマスクを剥ぎ取ってしまう。そこに客席から手作りのマスクが投げ込まれ、タイガーがそれをかぶり、素顔が晒されずに事なきを得た、という因縁の戦いである。そのマスクを投げ込んだのが当時高校2年生だった大将だそうで、それ以来タイガー(佐山聡)初め新日本プロレス関係者とも親交が続いているそうだ。神戸で興行がある時は、マッチメークについてのアドバイスをしたり、チケットを裁いたりと、まあマニアというレベルを通り越して、関係者サイドの人間である。
偶然だが、私この試合大阪府立体育館で生で観ていた。そのことを大将に言うと、非常に喜んでくれて、後半はIWGPトーナメント参加選手へのメダル(もちろん本物)を見せてもらったり、プロレス界の裏話を色々と聞かせてもらい、非常に盛り上がった。やっぱりプロレスLOVEである。
最後に言い忘ましたが、寿司、刺身、一品物、すべてきちんと美味かったです(笑)。
店内には、店の大将が来店したレスラーたちと撮った写真がズラリと飾られている。刺身や握りを食べ、猪木プロデュースの麦焼酎『闘魂』を飲み、一通り腹が膨れたところで、店のテレビで昔の中継録画を視ようということになり、大将自慢の名勝負が再生された。
1983年7月7日、大阪府立体育館。セミファイナルのタイガーマスク(初代)vs寺西勇のシングルマッチである。結果はタイガーの勝利だったが、試合終了後翌週にNWAJrヘビーのタイトルを賭けて戦う予定の小林邦昭が乱入し、タイガーのマスクを剥ぎ取ってしまう。そこに客席から手作りのマスクが投げ込まれ、タイガーがそれをかぶり、素顔が晒されずに事なきを得た、という因縁の戦いである。そのマスクを投げ込んだのが当時高校2年生だった大将だそうで、それ以来タイガー(佐山聡)初め新日本プロレス関係者とも親交が続いているそうだ。神戸で興行がある時は、マッチメークについてのアドバイスをしたり、チケットを裁いたりと、まあマニアというレベルを通り越して、関係者サイドの人間である。
偶然だが、私この試合大阪府立体育館で生で観ていた。そのことを大将に言うと、非常に喜んでくれて、後半はIWGPトーナメント参加選手へのメダル(もちろん本物)を見せてもらったり、プロレス界の裏話を色々と聞かせてもらい、非常に盛り上がった。やっぱりプロレスLOVEである。
最後に言い忘ましたが、寿司、刺身、一品物、すべてきちんと美味かったです(笑)。
11日、会社を休んで、義父を入所先の老健施設から八尾市内の総合病院へ連れて行く。持病の糖尿病からくる視力低下が著しいらしく、このままいくと失明する可能性があるとのことで、手術、入院をすることになった。一週間程度で退院できるそう。
ここ数年、義父の健康状況は芳しくない。何度か手術もしている。年齢は70歳、今時ならば「まだまだ元気で若々しく」といきたいところだが、こればかりはどうしようもない。私の両親はまだ現役で働いていて、健康面での心配はなく、家内も専業主婦で子育てが一段落ついているので、義父の下へまめに顔を出せているのがまだ救いである。
親の介護や生き死について、タイミングや状況などは千差万別である。若くして親を亡くしてしまうという不幸もあれば、中高年になって「まだまだ親も元気で。」などと喜んでいたら、そのまま90歳代の親を60歳代の子供が介護することになってしまう、なんてこともある。親には十分長生きしてもらった上で、老衰あるいは病中の介護期間はできるだけ短く、というのが理想だろうが、長寿世界一の日本は、その分寿命までの病気やケガの期間が平均6~7年もあるそうだ。結婚して親が4人いれば、延べ20~30年くらいは親の病気と関わりあっていかなければならないことになる。逆に介護の時期が一気に重なってしまうということもあり得る。
そういったことに対するリスク(やや不謹慎な表現だが)や覚悟、現実的な処し方について、若いうちに学んだりシミュレーションする機会が意外と世の中にはない。人生において重大なことは結構“ぶっつけ本番”なんだなと思ってしまう。
ここ数年、義父の健康状況は芳しくない。何度か手術もしている。年齢は70歳、今時ならば「まだまだ元気で若々しく」といきたいところだが、こればかりはどうしようもない。私の両親はまだ現役で働いていて、健康面での心配はなく、家内も専業主婦で子育てが一段落ついているので、義父の下へまめに顔を出せているのがまだ救いである。
親の介護や生き死について、タイミングや状況などは千差万別である。若くして親を亡くしてしまうという不幸もあれば、中高年になって「まだまだ親も元気で。」などと喜んでいたら、そのまま90歳代の親を60歳代の子供が介護することになってしまう、なんてこともある。親には十分長生きしてもらった上で、老衰あるいは病中の介護期間はできるだけ短く、というのが理想だろうが、長寿世界一の日本は、その分寿命までの病気やケガの期間が平均6~7年もあるそうだ。結婚して親が4人いれば、延べ20~30年くらいは親の病気と関わりあっていかなければならないことになる。逆に介護の時期が一気に重なってしまうということもあり得る。
そういったことに対するリスク(やや不謹慎な表現だが)や覚悟、現実的な処し方について、若いうちに学んだりシミュレーションする機会が意外と世の中にはない。人生において重大なことは結構“ぶっつけ本番”なんだなと思ってしまう。