修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

吉和冠山の山域を彷徨する

2018-06-03 08:41:44 | 山歩き

 6月に入ってもう吉和冠山(1,339.0m)にトケンラン(杜鵑蘭)が咲き始めているかと同好の友人と共に探しに出掛けました。かつて6月中旬~下旬に訪ねた時に簡単に見付けることが出来たので軽い気持ちで出掛けましたが、何と1本も見付けることが出来ませんでした。オオヤマレンゲがまだ固い蕾でしたので、早過ぎたのではなかったかと反省することとなりました。お陰様で今回は吉和冠山の山域を広く彷徨い歩くことが出来ました。これ亦楽し・・・・でした。〔6月2日(土)〕

↓ 登山口は広島・山口県境の松の木峠(標高776m)

 ↓ 朝日の射し込む清新な森を抜けて登山開始です。県境尾根の稜線は長く険しい道です!

 ↓ 登山道脇にはギンリョウソウ(ツツジ科ギンリョウソウ属)が点在していました。

 ↓ 尾根道は樹林の中を行くので眺望は殆ど効きません。唯一の展望所からは羅漢山、鬼ヶ城山が望めました。

 ↓ 尾根筋に咲く花はごく少なかったので、フタリシズカ(センリョウ科チャラン属)が現れた時に思わずシャッターを切りました。

 ↓ 寂地山へと続く県境尾根筋を外れて吉和冠山への道に分け入りました(冠山分れ)。

 ↓ トケンランを探しながら小川林道へと下る踏み跡に入りました。

 ↓ 小川林道奥の今は朽ちてしまった太田川源流碑に出逢い、そこから引き返しました。

 ↓ 吉和冠山への登山道に戻り、樹林の中を山頂へと向かいました。

 ↓ 吉和冠山の山頂直下に自生するオオヤマレンゲはまだ固い蕾でした。蕾は多く、あと2週間もすれば揃って開花してくれそうでした。

 ↓ 一等三角点のある吉和冠山の山頂です。

 ↓ 山頂の直ぐ先に展望所があり、そこでランチタイムを取りました。恐羅漢山、十方山などの西中国山地の名峰が一望出来ました。

 ↓ 吉和冠山の山頂部にもサラダドウダン(ツツジ科ドウダンツツジ属)が咲いていました。

 ↓ 帰路にフカ谷の源頭部にある太田川源流の碑を訪ねました。

↓ 林床にはタニギキョウ(キキョウ科タニギキョウ属)が小さな花を咲かせていました。

 ↓ 冠山分れから寂地山への縦走路を少し進んで行くとここにもオオヤマレンゲの樹がありました。まだ蕾は固いものの本家の吉和冠山より樹勢が良いようでした。

 ↓ 積雪期には大雪原となる広い尾根筋を松の木峠に向けて下って行きました。

 ↓ 主目的は果たせませんでしたが、山域を広く歩いて良い経験を積むことが出来ました。