国道191号線を島根県益田市に向かって走り広島県から島根県に入り美都温泉へ下っていると、冬の山肌に橙色の明るい色をした大きな樹があちこちに見えました。まるで紅葉した秋の風情でした。道路近くにあった同種の樹をよく見てみると、今までに見たこともない房状の実がなった樹でした。その近くに形状が似ているハゼノキの実があったので、その縁戚の樹かとも思ったりしました。帰宅後に調べてみるとこれはイイギリ(飯桐)でした。同じところにあったその他の実と共にご紹介します。〔1月17日(木)〕
↓ 橙色の実をいっぱい付けたイイギリ(ヤナギ科イイギリ属)です。遠目にはまるで花を咲かせたようでした!
↓ 陽光を浴びると一際色合いが明るくなりました。秋に葉を落としてからも実だけは長く樹に残るとのことです!
↓ 実にちょっと寄ってみると、色合いは全く異なりますが形状はまるでハゼノキの実のようでした!
↓ たわわに稔った実です。生食可とのことですが不味いそうです。鳥たちも食べに来ないのかな!?
↓ イイギリの隣にあった青い実です。ヤマブドウかと思いましたが、どうもアオツヅラフジ(ツヅラフジ科アオツヅラフジ属)の実のようです!
↓ アオツヅラフジの実はヤマブドウのようですが有毒で食用には向かないようです。
↓ アオツヅラフジの隣にあった大きな樹からぶら下がっていたハゼノキ(ウルシ科ウルシ属)の実。木蝋の原料になります。
↓ このハゼノキの実も立派でした。最近ではこれを利用しようとする人も少ないのでしょうか!?
↓ この日の国道191号線は旧芸北町辺りでは朝方に降ったと思われる雪が残っていました。
↓ 道の駅「匹見峡」前の国道191号線です。島根県に入ると雪は随分と少なくなりました。