修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

タムシバ咲く二ヶ城山を歩く

2021-03-26 06:24:00 | 山歩き

 例年3月下旬から4月初めにかけて二ヶ城山(482.8m)(広島市安佐北区・東区)の山肌を白く染めてタムシバ(モクレン科モクレン属)の花が咲きます。今年はそれが3月中旬頃から見え始めましたが、なかなか白い領域が拡がらないので、今年はこのまま花期が終わってしまうのかとも考えてとり急ぎ山に登ってきました。実際にはまだ若い花芽が続々と膨らみ始めており、あと一週間もすれば全山を白く染めそうな勢いを感じました。〔3月23日(火)〕

↓ 登る程に二ヶ城山の春の風物詩であるタムシバの花が樹間に見えてきました。

↓ 少々藪を漕いで見付けた樹の下に赴いて、樹下から満開のタムシバの花を見上げました。

↓ 稜線に出て、眼下の谷筋を見下ろすと咲き始めたタムシバの樹の小群落が見えました。

↓ 稜線直下で花を開き始めていたタムシバに出会いました。

↓ 開花して間のないタムシバの花をアップで捉えました。

↓ 稜線の岩場の上から西尾根を眺めると、咲き始めたばかりの群落を数多見ることが出来ました。

↓ 今はまだ小さなドットの集合体のようですが、花が膨らむに連れより白い群落となる筈です。

↓ この小ピークの裾にはタムシバが帯のように連なっています。一週間もすれば山は真っ白な衣裳で包まれそうです!

↓ 休憩した尾根上の岩場近くに咲く早咲きのタムシバです。

↓ 山麓の住宅団地を背景にして開花したタムシバの花!

↓ 高鉢山の山塊を背景にして咲き始めたタムシバです。

↓ 比較的大きな樹の樹下から満開に近い花群を見上げました!


春の花木の咲き誇る山里

2021-03-25 06:36:00 | 散歩道

 安芸太田町の安野花の駅公園にソメイヨシノが咲いて爛漫の春を迎えるまでにはまだ暫くかかりそうですが、公園の隣の来見(くるみ)集落は今満開の花木に包まれて、さながらこれが桃源郷かと紛わんばかりの情景を呈していました。その集落に車を停めて歩いてみました〔3月19日(金)〕

↓ 紅、桃色、桜色の花々に包まれた農家の屋根が花木の間から覗いていました。

↓ こちらは桜の花に包まれた農家です!

↓ 桜は切り花用に育てられたもののようです。その桜の花に桃の花が趣きを添えます!

↓ 桜の花弁を透かせて農家の輪郭が望めます。これも絶景!

↓ さながらパレットの上は桃色、紅色、桜色(白色)の洪水のよう!

↓ 農家の方に伺いました。切り花用に販売する桜の花ですが、今年は新型コロナ禍で販売儘ならず咲かせて鑑賞しているとのことでした。

↓ 隣の農家の花木畑では、サンシュユ(ミズキ科ミズキ属)が白梅などと共に咲いて山峡らしい風情を醸していました。

↓ この一画はレンギョウ(モクセイ科レンギョウ属)が勢いよく咲き、ソメイヨシノも大分花を付けてきていました。

↓ 足元の畑ではナズナ(アブラナ科ナズナ属)が満開で春を謳歌していました。ピンクの色を添えるのはホトケノザ(シソ科オドリコソウ属)の花のようです!


安芸太田町の山里にスプリング・エフェメラルを訪ねる

2021-03-24 06:15:00 | 散歩道

 春先にブログ更新を休んでいて今年はスプリング・エフェメラルたちを訪ねていなかったので、この日三段峡にミスミソウを訪ねる前に、今安芸太田町で見ることの出来るその春の妖精たちを見て回ることとしました。春先から咲いている花たちにはちょっと遅めの探訪でしたが、遅くなったことから早咲きのカタクリの花に出会うことが出来てより楽しい山里巡りとなりました。〔3月19日(金)〕

↓ 例年群落をなして咲いているスポットにホソバナコバイモ(ユリ科バイモ属)はまだ健気に咲いていてくれました。

↓ 山里の樹々の木陰の人手の届く草地に群落をなしてホソバナコバイモは育っています。

↓ このホソバナコバイモは中国地方(岡山、広島、山口県)と九州に自生します。ここ安芸太田町では大事に保護されて育てられています。

↓ ヤマエンゴサク(ケシ科キケマン属)も人手の行き届いた草地に咲いていました。

↓ ホソバナコバイモと共生していたカタバミ(カタバミ科カタバミ属)です。この花は一般的で各地で見ることができます!

↓ 保護地の陽だまりで早くも開花していたカタクリ(ユリ科カタクリ属)には感激しました。

↓ カタクリの花は陽光の下でしか花を開きません!この日も保護地に陽が入る午後に再訪して開花した姿に出会えました。

↓ 安芸太田町の山里のひとつの津浪地区の佇まいです。

↓ 春先から咲いているアズマイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属)の花にもまだ間に合いました!

↓ アズマイチゲも陽が当たらないと花を開かない気難し屋です!この日はたっぷりと春の陽光を浴びて咢片を広げていました。


世界平和記念聖堂の枝垂れ桜

2021-03-23 07:02:41 | 散歩道

 ソメイヨシノが咲く前に広島の町を飾ってくれる枝垂れ桜が他にもあります。市街地中心部の中区幟町にある世界平和記念聖堂のそれです。訪ねてみると今年も早々に満開となって聖堂を彩っていました。一重白彼岸枝垂桜という早咲きの桜です。〔3月18日(木)〕

↓ 満開の枝垂れ桜が聖堂や鐘楼を美しく彩っていました。

↓ 聖堂正面への通路沿いの2本の枝垂れ桜が満開でした。鐘楼前のあるもう1本が今年も花を付けていませんでした。

↓ 聖堂前の庭に教皇ヨハネ・パウロ2世の銅像が建っています。1981年(昭和56年)に来広されました。

↓ 枝垂れ桜が世界平和記念聖堂の正面を美しく彩っています。

↓ 美しい鐘楼が桜の花を纏ってより美しく感じられます。

↓ 青空をバックに華麗に枝垂れる様も見事です!

↓ 多くの花弁が集積して、重厚さを感じさせる側面もあります。

↓ 天頂部から枝垂れ落ちる様は力強さも感じます。


春の色合い増す「安野花の駅公園」に立ち寄る

2021-03-22 22:40:58 | 散歩道

 前回「安野花の駅公園」に立ち寄ったのは約1週間前のことでした。安芸太田町巡りをする途中にまた立ち寄りました。日々景観を変える春のこの公園の近くを通る時に放っておく訳には行かないと考えてのことです。一週間の間にレンギョウ(モクセイ科レンギョウ属)の花が色濃くなり、花桃(バラ科モモ属)が満開になっていました。また、春の女王であるソメイヨシノの花も膨らんできていました。今日は春本番への途次の中間レポートです。〔3月19日(金)〕

↓ 春の好天下の山峡の公園です。レンギョウの黄、花桃のピンクが鮮明です。ソメイヨシノが随分と花開いています。

↓ 今見頃のレンギョウと花桃の花越しに静態保存されている気動車を眺めました。

↓ レンギョウ、花桃、白梅とごっちゃ混ぜの春景色です!

↓ レンギョウの花越しに気動車を望む!

↓ 線路の路盤跡の通路に延びるレンギョウ並木!

↓ レンギョウ並木に植えられたカンヒザクラ(バラ科サクラ属)が開花していました。

↓ レンギョウ並木の向こうに咲くのは東光寺前の白い花、スモモ(バラ科サクラ属)の類でしょうか!?

↓ 公園の中心部にあるソメイヨシノの蕾が大分膨らんできていました。

↓ ソメイヨシノが咲けば役者が揃います。満開になるのが待ち遠しいですね!