修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

キキョウの花咲く盛夏・深入山

2021-07-26 06:23:49 | 山歩き

 盛夏の芸北の山や湿原を転戦しての最後はキキョウ(キキョウ科キキョウ属)の花が咲き誇り始めている筈の深入山へ登ることとしました。盛夏の午後は山登りには決して適した時間とは言えませんが、先ずは暑さへの耐力を試すことを第一として、焦る気持ちや尻込みしそうな弱音を排して、途中での休憩は臆することなくとりながら一歩一歩確実に歩んで行くと、思っていた以上に難なく山頂に到達出来ました。盛夏の山もまた美し・・・と感嘆する山行となりました。〔7月21日(水)〕

↓ 南登山口から見上げたこの日の深入山です。避暑がてらグリーンシャワーを訪ねたグループの方々が山麓に咲く山野草を楽しんでおられました。

↓ 南登山ルートは出だしから急坂が続きなかなかに厳しいものがあります。上方のなだらかな稜線が眩しいほどです。

↓ 汗が吹き出るほどに、青々とした夏空でした!

↓ 山上の心地良い風の中に早く身を置きたくなってくる青空でした!

↓ 登山口からキキョウの花が沢山咲いており、遠く恐羅漢山を望む急坂の路傍にもまたキキョウの群落がありました。

↓ 山頂を望む草原はさながらキキョウのお花畑と化していました。

↓ この時節、キキョウの花が最も美しい頃です!

↓ もう期待していなかったササユリ(ユリ科ユリ属)が登山道沿いにまだ沢山咲いており驚きました。

↓ カキラン(ラン科カキラン属)とも予期せぬ出会いで、こちらは嬉しくなりました!

↓ コバギボウシ(キジカクシ科ギボウシ属)がキキョウと共に盛んに咲いていました。

↓ 心地良い風の渡る百畳岩で小休止!山頂まであと少しです!!

↓ 山頂直下の休憩岩から青々とした恐羅漢山、十方山など西中国山地の核心部を眺めました。

↓ 山の大眺望にコバギボウシが花を添えていました。

↓ 遥か東方の山並みの上に積乱雲を望む深入山(1,152.7m)の山頂!

↓ 周囲360度の大眺望の中でユウスゲ(ススキノキ科ワスレグサ属)が健気に花開こうとしていました。

↓ 山頂部の草原の一角をカワラナデシコ(ナデシコ科ナデシコ属)がピンクに染めていました。

↓ 山頂から上り来た登山道を俯瞰しました。


続・八幡高原の湿原散策~もうキレンゲショウマが開花

2021-07-25 07:08:20 | 山歩き

 霧ヶ谷湿原を後にして、西八幡高原の芸北山野草園と長者原湿原にも立ち寄りました。ここでは初夏から盛夏にかけて八幡高原に咲く花々を凝縮したような世界を見ることが出来て、楽しい時間を過ごせました。就中、特筆すべきは芸北山野草園でもうキレンゲショウマの花が咲き始めていたことだったでしょうか。〔7月21日(水)〕

↓ 芸北山野草園にお邪魔すると、もうキレンゲショウマ(アジサイ科キレンゲショウマ属)が開花し始めていました。

↓ レンゲショウマ(キンポウゲ科レンゲショウマ属)はまだ開花直前の蕾の状態でした。

↓ トチバニンジン(ウコギ科トチバニンジン属)がもう実をつけていました。

↓ 西八幡高原の長者原湿原に立ち寄ると、ちょっと遠目の湿原の中にオモダカ(オモダカ科オモダカ属)が一輪だけ花を開けていました。

↓ 長者原湿原やその車道沿いの叢に盛んにビッチュウフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)が咲いていました。

↓ まだ開花時間には早過ぎましたが、長者原湿原には数多くのキスゲ(ススキノキ科ワスレグサ属)の姿が見られました。

↓ 長者原湿原にはノカンゾウ(ユリ科ワスレグサ属)の群落も見られました。

↓ クサレダマ(サクラソウ科オカトラノオ属)とビッチュウフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)の揃い咲きです。長者原湿原ではこうしたコラボがよく見られます。

↓ こちらはチダケサシ(ユキノシタ科チダケサシ属)とクサレダマ(サクラソウ科オカトラノオ属)のコラボです。


霧ヶ谷湿原を歩く

2021-07-24 07:29:47 | 山歩き

 掛頭山から八幡高原へ下って直ぐのところにある霧ヶ谷湿原を歩きました。初夏の湿原を飾る花々は7月下旬を迎えて花の盛りは過ぎた感じではありましたが、まだまだ数多くの花が見られ、下界に比べれば遥かに涼しい風が渡る高原の散策を存分に楽しむことが出来ました。〔7月21日(水)〕

↓ ハンノキ(カバノキ科ハンノキ属)が繁る霧ヶ谷湿原には心地良い風が吹き渡っていました。

↓ 夏草の繁る叢にビッチュウフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)が盛んに咲いていました。

↓ ヒヨドリバナ(キク科ヒヨドリバナ属)がここでもちょうど見頃を迎えていました。

↓ ゲンノショウコ(フウロソウ科フウロソウ属)はどこでも力強く咲いています。

↓ 湿原の水路沿いを真っ白に染めたヒメジオン(キク科ムカシヨモギ)。

↓ アブラガヤ(カヤツリグサ科アブラガヤ属)も霧ヶ谷湿原を代表する花です。

↓ クサレダマ(サクラソウ科オカトラノオ属)は霧ヶ谷湿原に広く分布している花ですが、もう花期の終盤近しでほぼ満開といった状況でした。

↓ ミズチドリ(ラン科ツレサギソウ属)はもう姿を消しつつあり、すっかり少なくなっていました。

↓ ハンノキ(カバノキ科ハンノキ属)の林立する湿原風景は伸び伸びとして良いものです!

↓ コバギボウシ(キジカクシ科ギボウシ属)も初夏の霧ヶ谷湿原を代表する花です。

↓ 湿原に咲き誇るチダケサシ(ユキノシタ科チダケサシ属)の群落は見応えがありました。

↓ トモエソウ(オトギリソウ科オトギリソウ属)の姿も沢山見られました。

↓ 満開のヒヨドリバナ(キク科ヒヨドリバナ属)です。蝶の姿がないのが寂しい限りでした。

↓ 初夏の霧ヶ谷湿原に咲き誇るハンカイソウ(キク科メタカラコウ属)はもう殆ど姿を消しており、辛うじて残っていた花にやっと出会えた感じでした。

 


夏の花咲きアサギマダラ舞う別天地~掛頭山

2021-07-23 06:55:26 | 山歩き

 寄り道をした有田を後に芸北へと車を走らせました。八幡高原に到着して、先ずは3年前の西日本豪雨災害以降通行止めとなっていた掛頭山への林道の状況のチェックに行ってみると、何と復旧工事を終えて開通している様子でした。そのまま車を走らせると無事に山頂部に到達出来ました。夏の花々も咲きアサギマダラなどの蝶も舞っている様子なので、掛頭山(1,126.1m)の山頂を踏んでから山頂部の台地を周回し、夏の掛頭山の醍醐味を存分に味わいました。〔7月21日(水)〕

↓ 掛頭山々頂直下にある芸北国際スキー場の山頂リフトデッキから旧芸北町の山野を眺めました。

↓ 3年余の年月を経てやっと復旧開通した掛頭山への林道を辿って山頂部に到達出来ました。

↓ 掛頭山からは西中国山地の峰々の大眺望が得られます。眼前に臥龍山、さらに深入山や恐羅漢山などの名峰が目に飛び込んできました。

↓ 林道沿いにカワラナデシコ(ナデシコ科ナデシコ属)の群落が咲き誇っていました。

↓ 山々の景観が広がる南斜面には真っ白なノリウツギ(アジサイ科アジサイ属)が満開でした。

↓ オカトラノオ(サクラソウ科オカトラノオ属)はピークをやや過ぎた頃合でした。

↓ 深入山を望む路傍にヒヨドリバナ(キク科ヒヨドリバナ属)が咲き誇っていました。

↓ 花のピークをやや過ぎたオカトラノオに小さな蝶が留まって懸命に蜜を吸っていました。

↓ 最終盤のノアザミ(キク科アザミ属)にも蝶が飛来していました。

↓ 用心深いアサギマダラがヒヨドリバナの周りを飛び回っていました。

↓ アサギマダラはヒヨドリバナの花に止まって蜜を吸い始めました。

↓ 三等三角点の建つ掛頭山山頂です。

↓ 掛頭山の山頂部はカシワ(ブナ科コナラ属)の純林に覆われています。

↓ カシワの葉に止まっていたのはアキアカネのようでした。この時期、アキアカネは高山に棲息しています。

↓ カシワの純林の中でガマズミ(ガマズミ科ガマズミ属)が紅い実をつけていました。

↓ 好天の下、夏の気溢るる掛頭山々頂部でした。

↓ 車道沿いのヒヨドリバナにもアサギマダラが集まっていました。

↓ かつて掛頭山の稜線部のヒヨドリンバナの群落でアサギマダラの大乱舞を見て感動しましたが、それを彷彿させる情景に出会いました。

↓ 遠来のアサギマダラが掛頭山で元気に繁殖してまた南の国に戻ることを願わずにはいられません。


有田の赤紫蘇畑を訪ねる~北広島町

2021-07-22 18:54:58 | 散歩道

 やっと晴れ上がって暑い夏の到来、思い切って芸北の山を歩いてみようと早朝に広島の家を出ました。山に取り掛かる前に迂回して、ちょっと気になっていた北広島町有田の赤紫蘇畑を訪ねました。例年は最終盤の9月に訪ねていたのですが、採り入れが佳境を迎えるのは7月と聞き、繁期の畑も見てみたいと思ってのことでした。ご存知の三島食品の赤しそふりかけ「ゆかり」の原料を栽培する畑です。〔7月21日(水)〕

↓ 広い畑に広めの畝を築いて赤紫蘇を栽培しています。その規模や行き届いた管理態勢には驚きます。

↓ 横位置から見た赤紫蘇畑です。中国自動車道の千代田ICの西方にある有田地区の田園地帯の一角に紅い畑が広がっています。

↓ 赤紫蘇の葉は専用の機械で刈り取られます。刈り取り後の畝はかように蒲鉾型に成形されています。

↓ この畑の赤紫蘇の葉はかなり伸びてきているようです!

↓ これだけの規模ですので機械なしの栽培は考えられません。早朝に訪ねたので、この日は採り入れの様子を見ることは出来ませんでした。

↓ 赤紫蘇畑周辺の農家の佇まいです!

↓ 今年は作付け面積が少なめのように感じられましたが、有田地区の田圃の中に赤紫蘇畑がパッチワークのように点在しています。

↓ 今年はまだ数度は刈り取りが行えそうに思えました。

↓ 赤紫蘇畑の近くにある三島食品北広島町農園事業所「紫の里」です。ここで赤紫蘇畑の管理がなされています。

↓ 有田地区の隣の本地地区で背の高いヒマワリ畑を見掛けました!