修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

高瀬堰を歩く

2021-07-07 07:06:27 | 散歩道

 古川河川公園の散策の前後にその水源である太田川に敷設された高瀬堰の周辺を少し歩きました。広島県民の命の水である太田川の治水、利水、土師ダムから送られて来る発電放流水の逆調整を目的に1970年から1975年の5年の歳月をかけて建設された多目的堰です。ここから分配される水の行方を追って行くと、この川が如何に偉大で大切かということが分かります。〔7月4日(日)〕

↓ 太田川の河口から13.6㎞地点に設けられた高瀬堰を上流部から俯瞰しました。

↓ 全長286メートルの堤に可動式の6つの主ゲートと1つの流量調整ゲートを備えた堰の構えです!

↓ 「1」から「8」まで番号がふられた水門が仰々しく並んでいます!


↓ 梅雨の季節ですが、このところ雨量が少ないせいか、今は殆どの水門は閉じられていました。

↓ 水門の前面には高瀬大橋が敷設されています。安佐南区と安佐北区を結ぶ貴重な橋です!

↓ 下流側から高瀬堰を見渡しました。水門の高さは5.5メートル、流水調整ゲートからだけ放流されている様子で他の水門の前面には砂利が現れていました。

↓ 高瀬大橋から高瀬堰の貯水池を眺望しました。総貯水量1,980千㎥とのことですが、なかなかその量を実感出来ません!貯水池に貯められた水は、広島市や呉市、東広島市、竹原市及び瀬戸内海の島々を含む5市5町に送られ、約160万人に利用されているとのことです。

↓ 堰の左右両側に魚道が設けられています。太田川の鮎は有名ですが、これらの魚の通路となります。これは左岸側の魚道ですが、その右側には幅2mの船通しも設けられています。

↓ 左岸側から眺めた高瀬堰です。

↓ 貯水池を眺めていると一羽のアオサギが左岸に飛来してきました。

↓ どうする積りかと思いながら眺めているとアオサギがすぐに飛翔態勢に入りました!

↓ 高く飛は飛ばず、すぐ近くの左岸側の魚道を一望できる手摺に止まろうとしていました!

↓ 魚道を覗き込んでいましたが、漁が期待出来そうにないと判断したのか、暫くして立ち去って行きました。

↓ 無機質な施設ですが、右岸側の護岸には夾竹桃(キョウチクトウ科キョウチクトウ属)の花が咲いていました。


ヤブカンゾウの咲く頃~古川河川公園

2021-07-06 06:39:54 | 散歩道

 雨の予報が出てもなかなか雨が降らない梅雨空の広島です。閉じ籠りの覚悟を開放して傘を持参しもう夏草が繁っているであろう古川河川公園(広島市安佐南区)の散策に出掛けました。花の端境期で花への期待はさほどしていなかったものの、繁り始めた夏草の中にヤブカンゾウが所々に咲いて夏らしい景観を呈しており、思っていた以上に楽しい散策となりました。〔7月4日(日)〕

↓ 河川公園の叢にヤブカンゾウ(ススキノキ科ワスレグサ属)が梅雨空の景観の中で強いアクセントとなって咲き誇っていました。

↓ 遊歩道と水路の間の叢をヤブカンゾウが彩っていました。

↓ 樹々もよく繁り、夏草も大いに茂ってきた古川河川公園です。

↓ ムラサキツメクサ(マメ科シャジクソウ属)は息の長い花で、まだ路傍の草原を彩っています。

↓ タマスダレ(ヒガンバナ科タマスダレ属)が咲いていたのには驚きました!

↓ ネジバナ(ラン科ネジバナ属)は叢の中にまだ沢山咲いていました。

↓ 古川河川公園から北を望めば白木山塊が横たわっています。

↓ 水路脇の叢に隠れるようにしてアオサギが獲物を狙っていました。

↓ 梅雨の季節ゆえか、水路の水は心持ちいつもより多めのような気がしました。

↓ 繁茂した夏草の中に遊歩道が伸びています。

↓ ウマノアシガタ(キンポウゲ科キンポウゲ属)はもう果実を結んでいました。

↓ ヤブカンゾウは園内の幾か所で力強く咲いていました。

↓ これは宝石を散らしたようなヤブガラシ(ブドウ科ヤブガラシ属)の蕾!

↓ ヒメジオン(キク科ムカシヨモギ属)がまだ綺麗に咲いていました。

↓ 突然の水音に驚きながらカメラを向けると子供たちが水路の中で遊んでいました!

↓ ヘラオオバコ(オオバコ科オオバコ属)はいつもメルヘンチックな姿で風にそよいでいます!

↓ 第1古川と第2古川の合流点まで歩きました!


我が家のフウランが咲きました!

2021-07-05 06:55:18 | 

 今年も7月の声を聞くころになると我が家のフウラン(ラン科フウラン属)が咲き始め、白く可憐な花が芳香と共に開花しました。3年前に島根県の寺院のご住職に戴いた株が先ず咲き始め、それを追っかけるように2年前に愛媛の親戚から貰った株も花を擡げてくれました。新型コロナ禍中なので遠出は控えて、今年も我が家でフウラン鑑賞です。〔7月4日(日)〕

↓ 堅い葉の間から子房を伸ばしてその先に花を付けています。島根からやって来た株が先ず咲きました!

↓ 開いた花の中央部には前に突き出した唇弁が見られます。如何にもラン科の花です!

↓ フウランは花の下に長く垂れた距があるのが特徴です。3輪咲くと茎が6本あるかのようです!

↓ 愛媛からやって来た株の花も咲き始めました。花の下に付いた距の様子がよく分かるかと思います!

↓ 3輪の花が同じ方向に向かって伸びています。間もなく開花します!


スマートフォンに収めた花々

2021-07-04 06:52:20 | 散歩道

 梅雨空や何かと野暮用もあって取材も儘なりません! 今日は最近の散歩途上にスマートフォンに収めた花々などをご紹介します。カメラを持たずに散策に出た時には、ちょっと気になった花などをよくスマホのカメラ機能を使って記録に残しています。〔7月3日(土)〕

↓ 民家の庭に咲くノウゼンカズラ(ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属)がもう咲き誇っています!

↓ つい先日合歓の木(マメ科ネムノキ属)が咲いたなと気付きましたが、いつの間にか花の盛りを過ぎてしまいました。

↓ 散歩道の路傍の花壇でオオハンゴンソウ(キク科オオハンゴンソウ属)が群落をなして咲き誇っています。

↓ 今年も民家の庭の垣根にトケイソウ(トケイソウ科トケイソウ属)が見事に咲きました。別名:パッションフラワー。

↓ 庭木として植えられたフヨウ(アオイ科フヨウ属)も沢山咲き、もう落下するものも多くなってきました!

↓ セイヨウフウチョウソウ(フウチョウソウ科セイヨウフウチョウソウ属)でいいのかな!?

↓ 夕刻の散歩時には時折美しい日没シーンに出会うこともあります。


ササユリの見納め!

2021-07-03 06:38:47 | 散歩道

 今シーズンは多くのササユリに出会うことが出来ました。雲月山からの帰路にササユリ自生地を訪ねると咲き始めてから3週間以上も経つのにまだ咲き残った花が沢山ありました。ここで今年のササユリの見納めにしようと花園を一回りしました。〔6月29日(火)〕

↓ 満開の見頃を迎えたササユリが3輪纏まって微笑んでくれました。

↓ 草地の斜面にまだ沢山のササユリが咲いていました!

↓ 背面から見たササユリの花も清楚でいいものです!

↓ 開花してからまだ日の浅い花のようで、新鮮な輝きがありました!

↓ 広い花園にはもう朽ち果てササユリも多く見られましたが、こうしてまだ蕾の個体も見られました!

↓ こちらは開花直後の花のようです。新鮮な気に満ちていました!

↓ 白地に薄いピンクの彩りが見られる不思議な色合いの個体でした。老練な美といったところでしょうか!?

↓ 緑深くなった樹林の下に纏まって咲く群落がありました!

↓ しっかり凛として咲く花でした!

↓ 今年のササユリは豊作でした!沢山の花を見せてくれて有難う!