読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

秋の静物画(果物)

2007年11月02日 | 水彩画

季節の果物を描く
 このところ静物画が続いています。今回は自然な色彩と質感を持つ果物
 です。
 そうなるといきおい秋の果物が主役になります。果物の持つ独特の色合
 いを如何に感覚的にとらえて表現できるかということが課題になります。
 先生は「色彩の微妙な響き合い」、「観察しているだけでは表現でき
 ない抽象的空間作りの楽しみ」、「終着点を身近に設定しないで、新しい
 難しさに挑戦」で水彩画を描く楽しみを深めようとおっしゃっています。

 今回の対象果物はパイナップルと柿(筆柿)、イチジクとリンゴでした。
 リンゴはともかくイチジクや柿はこの季節でないとなかなか描けません。
 パイナップルはボリュームがあるせいかメロンなどと共によく登場しますが、
 このパイナップルはまだ若く、果皮の部分が充分に熟していなくて、緑が多
 い状態でした。柿のハイライト部分は何となくうまくいきましたが、色抜きではな
 く、塗っていく過程で生まれました。パイナップルの葉は白みがかった緑で、
 独特の色合いですが、それを意識しすぎたせいか平板なトーンになってしま
 って、先生に指摘され後で修正しました。

 参考までに3月に描いた絵をご紹介します。
 リンゴ、レモン、でこぽんが主役で左のボトルは脇役であっさりと描くように
 と言われました。
 
         

 この後友人から庭で取れたというざくろを貰ったので、手近にあったぶどう
 (甲州?)、洋ナシ(ラ・フランス)と一緒に描きました。
  ざくろは独特の割れ目がうまい具合に入っていて、果肉が宝石のような輝
 きを見せています。またざくろの肌にはいろんな色が混じっていて、その混
 ざり加減を表現するのに苦労します。
 バックがやや暗すぎたきらいがあります。

      
 

  

コメント
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