読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

山梨県北杜市へ写生旅行

2011年05月23日 | 水彩画

 所属する水彩画グループ恒例の写生旅行。年1回の泊まりがけ旅行は例年秋に行っていたが、
秋はそれぞれ予定が立て混んで差しさわりが多いので、今回は幹事が気を効かせて新緑の山
を描くために山梨県北杜市に出かけることになった。

 北杜市は2004年11月に、7町村の合併で誕生した。明野町・須玉町・高根町・長坂町・大泉村
白州町・武川村といった、山登りにはおなじみの町村がなくなった。その後小淵沢町が合併した
(2006.3月)。
 山梨県の北辺を占め、北東に瑞牆山・金峰山、南西に甲斐駒ケ岳・南アルプス、東に茅ケ岳、北に
八ヶ岳と名の知られた山々に囲まれる。山梨県でで最も広い市となった。76.4%が山林で、人口は
わずかに5万人。

 先ずは中央高速道・須玉インターを降りて10分ほどの山梨県立フラワーセンターにある「ハイジの
村」へ。

星空のテーマビレッジ「ハイジの村」
  TVアニメで有名なアルプスの少女ハイジを中心にしたテーマパーク「ハイジの村」。園内には
 ヨーデルが流れ、教会を模したテーマ館では物販が、色とりどりの花園、バラの回廊の中には結婚
 式のための設えがあったりして、主として子供向けながら大人も結構楽しめそうな施設。ロードトレ
 インが走っていたりしてなかなか広い。

  南西方向には甲斐駒ケ岳と南アルプス前衛の鳳凰三山、その奥には南アルプスの北岳。お昼を
 過ぎると遠方の山々は薄青く霞をまといなかなか絵としてとらえにくいが、近景に教会を模した建物
 を入れた。

     
        Clester F4

 ◇日本百名山「瑞牆山」

     ハイジの村から更に山道を30分ほど登り旧須玉町増富ラジウム鉱泉「金泉閣」に泊まり、夕食後は先生を囲んで
  作品講評会。
   翌日はまた30分ほど山道をたどり、日本百名山のひとつ「瑞牆山」を仰ぎ見る「みずがき山自然公園」に向かった。
  すぐ目の前に標高2230mの「瑞牆山」が迫る。後ろには甲斐駒ケ岳、南アルプスの山々。左手(北)には八ヶ岳連峰
  がくっきりとした姿をみせている。

   巨石が積み重なったような独特の山容。手前の白樺林の柔らかな色合いの新緑。更には右手のから松林の新緑。
  冬枯れたまま、まだ芽生えていない草叢などなかなか描き甲斐のあるシーンであった。
   主題は山よりも白樺林に置いたのだが、さてどうだろうか。(白樺の木はマスキング液を用いた。)

   
     COTMAN F6

     (以上この項終わり)

コメント
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