◇ 『遮断―警視庁失踪課・高城賢吾』 堂場瞬一 2011.10 中央公論社刊(中公文庫)
おなじみの警視庁失踪課シリーズ。刑事高城賢吾とその部下の活躍。今回はIT技術者のインド人
の行方不明と厚生労働省の審議官の失踪を軸に話が展開する。
上司の阿比留真弓、部下の明神、醍醐、森田、六条(なんと厚労省審議官はこの六条の父親なの
だ)、田口。かれらのキャラクターはよく出来ているとは思うが、余り際立たせると嫌味にもなる。
たまたま同時期に発生し失踪課の扱いとなったこの二つの失踪案件は関連があるのかないのか。
事件なのかはたまた単なる失踪なのか。
そのうち審議官の家に1億円の身代金が要求されたてきた。インド人技術者は殺人事件となる。
同時に二つの事件を発生させ、その関連から話を展開させていくのは小説の手法としてはよく使う
手だが、今回はどうもむりやり仕立てた感が強く必然性が弱い。そもそも厚生労働省審議官が扱う
高度人材確保促進自体施策として有効性を問われるしろもの。
今回の作品はあまり高く評価できない。
(以上この項終わり)
◇ 梅雨入りした日の畑
<イモ掘り適状>
3/13に植え付けたジャガイモ(男爵)は木が枯れ始めた。いつ掘ってもよい状態。
明日あたり孫のMちゃんが来たら掘ってもらう。
<トマトの実が>
5/1に植え付けたトマト(ホーム桃太郎)は今のところ順調。長い旅行中に脇芽が何本も伸びて
整理が大変だった。 既に実を付けていてこれからが楽しみ。
<インゲンはいつ花を付けるか>
5/5に種を蒔いたインゲンは大きくなって、いつ花を付けるか楽しみ。
時期をずらして5/25に蒔いたインゲンも木が大きくなった。
<西瓜の一番玉が>
二本植えた小玉西瓜。今日のぞいたら赤んぼの実が3個付いていた。自然交配ではうまく育たない
らしいが・・・。
<出そろった落花生>
落花生が芽を出し終えた。旅行前(5/27)はまだ完全に芽を出しきっていなかったが、帰ってきたら
ほぼこれで芽を出しきった。発芽しない豆が5か所ほどあった。
(以上この項終わり)
<ワイキキビーチとホテル生活>
海外観光ツアーもホテル連泊がせいぜいで、1か所で8泊できるのはリゾートでのツアーの贅沢である。
夜遅くの食事、朝早くの出発、移動のためホテルでの荷物づくりはつらいところがある。そこへ行くと今回
は帰るまで荷物づくりの心配なし。ゆったりしたホテル生活が出来た。
食事は朝食のミールクーポンが4回分付いていた。その朝食もご飯・味噌汁・お粥・納豆・漬物・海苔…
と日本人は普段通りの朝食で満足した笑顔。もちろんご当地のフルーツ、スイーツ、洋食もある。
ワイキキ周辺にはいくつかフード・コートがあって、お昼などにはそう苦労しない。すし・ラーメンなどの専門
店や和食の店もある。前回何回か通った「ほか弁」の店が同じ場所にあって一安心。日本のほか弁と変わ
らない味と値段で何度か利用した。
11階からのワイキキ 37階からの眺望 レストラン 自慢の巨大水槽
ワイキキビーチは整備されてきれいになった。
ヒルトン・ハワイアン・ヴィレッジのラグーンは家族連れでにぎわっていた。以前はひっそりとしていたのに。
ビーチの日没時の夕景はやはり印象的で、南国の夜という空気が漂う。
ホテルの居室は11階であったが、下の民家の庭にマンゴーの大きな木があって、熟したマンゴーが時た
ま落ちてくる。落ちどころとタイミングが悪いと車に轢かれる。運がよいと「いただき」で、持ち帰って冷蔵庫
で冷やしていただく。樹熟のマンゴーは実においしい。前後5個も拾った。
水彩を描こうと小さなスケッチブックも持って行ったが、案外時間が出来ないもので、やっと3枚ほど描いた。
近くのスターバックスコーヒー カピオラニ公園 ホノルル水族館 ワイキキビーチの夕景
ワイキキビーチの夕景 期せずしてこの幻想的夕景 朝のワイキキ
ヒルトン・ハワイアン・ヴィレッジのラグーン
樹熟のマンゴー 椰子の実は堅い
どうしてもロブスターを、という妻の希望でカラカウア通りにある「アトランティス・シーフード&ステーキ」で
夕食を摂った。
ロブスターは目の前で調理してくれる。牡蠣もとった。これが意外とおいしかった。白ワインのボトルはたち
まち空らに。
Atlanntis seahood & Steak 牡蠣と シーザーサラダも ロブスター
これは店内のマヒマヒ(ハワイの代表的な魚)です
<サンセット・デlナークルージング>
ハワイではこの時期大体19時5分頃に陽が沈む。
最終日の16時半にバスが迎えに来て、「サンセット・ディナー・クルージング」に出掛けた。
アラモアナの先の、ダウンタウンに近いホノルル・ハーバーに、オアフ島のランドマークのひとつ「アロハ・タワー」が
ある。そこから1,200人乗りの「スター オブ ホノルル号」という観光客船に乗った。
船は乗るとすぐにディナーが運ばれて来た。最初は「ビュフェスタイル」ということだったので多くは期待していなかっ
たが、急に「コース」にランクアップということになった。メインはステーキとカニ。マイタイというハワイの人気のカクテル
も出た。結構ちゃんとした料理で満足した。
船はダイアモンドヘッドの近くまで周航する。その間生演奏付きでハワイの男女によるフラダンスショーが続き、みな
やんやの喝采。中には踊りだすカップルも。動画を撮りまくっていたらメモリーの容量が足りなくなって焦った。
帰路、船上からダイアモンドヘッドの上に上がってて来た月に感動した。ちょうど満月(Full Moon)だった。
(以上この項終わり)
(以上この項終わり)
< ポリネシアン文化センター>
オアフ島の北端はタートル・ベイといって、ノースショアという著名なサーフィンのポイント
がある。ここにはアラモアナのバスセンターからは52番(西回り)と55番(東回り)のバス
の便があって乗換券を使えばオアフ島をほぼ一周できる。
ポリネシア文化センターは東回り路線でタートル・ベイの手前にある文字通りポリネシア
(ハワイ・タヒチ・フィジー・ニュージランド・サモア・トンガ・)各島・民族の生活・文化・伝統
芸能などを一か所で紹介する観光施設だ。
この施設がユニークなところは、スタッフなどは主としてモルモン教ブリガム・ヤング大学
の学生が中心となって運営していること。そのせいかかきいれ時と思われる日曜日は休館。
オアフ島第一の観光スポットで、送迎付きで夜のディナーショウ込みだと$100を越え
るツアーが組まれている。
観客参加型の観光施設であるが、入場料はただ入って見るだけで$51.00かかる。
以前はもっと簡素でアットホームな感じだったが、施設は立派になったものの夜間のディ
ナーショーにシフトしているのかちょっともの足らなくなった感じである。
フィジー、トンガ、ハワイなど各島ごとに村があって生活・文化を紹介し、民族舞踊なども
紹介している。ただ上演時間が決まっていて、なかなか十分は楽しめない。
夕刻までにワイキキまで帰るには開園の12:30から2時間くらいしか時間がない。
それでもサモア・フィジー・タヒチ・ハワイの各村を回り、民族ダンス、宗教儀式、椰子ミル
ク絞り実演、オウトリガー付きカヌーに乗ったりして楽しんだ。
帰りは52番のバスでタートルベイとドール・プランテーション(パイナップル)を通って
アラモアナへ。
入口 PCC正門 ルアウの準備 サモアの椰子絞り
カヌー発着場 タヒチの踊り 花はハワイのさくら フィジーの儀式
<コオリナ・リゾート>
ツアー初日の説明会で勧誘された「タイムシェア型リゾートホテル」ビーチ・クラブ見学会。購入す
るつもりはないが、かねてから観光空白地だったオアフ島西海岸の高級リゾート地コオリナ・リゾート
を観る絶好のチャンスと参加した。
ワイキキから40分ほど(taxiで$80.00とか)の海岸にマリオットとディズニーのホテルが建って
いる。ちょっと遠いがワイキキとはまた雰囲気が違うリゾート地である。
年間1週間利用できる(クリスマスシーズンは別格)し、うまく期間が合わないときはマリオット
の他の国のホテルと融通できるというが、7年で元が取れると言われても残された時間を思え
ばたった1週間のためにハワイだけのために500万円からの投資(土地区分所有権付き)は
考えもの。丁重にお断りした。
家族利用を念頭に多様な施設が… 奥のホテルがディズニー
<ハワイ・カイ・ゴルフコース>
2回目のゴルフ。
ワイキキのホテルから30分足らずのハワイ・カイまではダイアモンドヘッド、ハナウマベイ、
潮吹き岩、サンデー・ビーチと美しい海岸線を通る。
ハワイ・カイ・ゴルフコースはココクレーターに接し、道路を隔ててかすぐ海となっていて、気持ちに
余裕が出たホールでは海と山の景観を楽しめる。
最初は最終組なので余裕で回っていたが、そのうち4サムの組が後ろから迫ってきて少々焦った。
ここも池などは邪魔にはならないレイアウトで初心者でも安心して打てる。
奥の山がココ・クレーター 海風で木もこの通り
(以上この項終わり)
◇5回目のハワイ
最初にハワイを訪れたのは今から21年前(1991年)。直近のハワイは2004年でこのときはハワイ島
で友人夫婦とゴルフを楽しんだ。
その後腰痛が深刻化し、この10年くらいゴルフを封印していたが、「これが最後」との悲痛な覚悟を固め、
オアフ島でゴルフをしようと前回とは別の友人夫婦に持ちかけ、オアフ島の西と東の2か所でプレーをし、
結果として腰痛の方もさして悪くならずこの企画は大成功だった(この際スコアを気にしてはいけない)。
オアフ島10日間で10万円というH交通社のツアー。食事が4回とサンセットクルーズが付いてワイキキの
4つ星ホテルで8泊過ごせるのなら超割安ではないか(もっとも3万円のオイルサーチャージがオンされた)。
目玉はゴルフ。それにハワイは2回目だが、前回は雨にたたられて良い印象を持っていないという友人夫婦
の希望も入れて*ダイアモンドヘッド登山*ハナウマベイでスノーケリング*ポリネシア文化センター見学
を入れたので、サンセットクルーズを含めるとほぼ日程が埋まってしまった。
これまでのハワイ旅行は9月辺りが多かったが、今回の5月から6月にかけてのハワイは雨期も明けて爽
やかな空気が満ちて快適だった。それでも今年は天候が不安定でやや寒くシャワーが多いと現地の人が言
っていた。異常気象ではないか。
ところでハワイは随分物価高になった。独占的公共交通機関の The Bus は昔は$1.00だったが、今は
$2.50.今回は4 Day Passを買った($25.00)。州税は4.712%。コークやパンなども日本並みか日本
以上である。だれのせいか随分住みにくくなっている。
<ダイアモンドヘッド>
ワイキキからThe Busで20分くらいでダイアモンドヘッド停留所に着く。15分くらい歩いてクレーターのトン
ネルを抜けると米軍の通信所があり、$1.00払って登山道に入る。大体3~40分くらいで登れるが、人が多
く小1時間近くかかった。頂上近くのトンネルは懐中電灯必携の注意があったものだが、今は照明が入ってい
た。
気楽に上れるとの宣伝が効いているのか、ビーチサンダルで登ってきた日本人のギャルがいて驚いた。
100段ほどの急な階段を上る人帰る人で苦労したものだが、今はトンネルまでは別ルートが出来ていた。
クレーター入口 山頂を望む 整備された登山道 通信所
ホノルルのランドマークの一つ、ホノルル灯台 山頂は狭く誰が撮ってもこの構図になる。ワイキキ
ビーチの左前方は真珠湾
<シーライフパーク>
食事のために脚を伸ばした「シーライフパーク」。日曜日とあって家族連れがアシカなどのいる水族館
が賑わっていた。アメリカは食事が貧弱でチリドックとフライドポテトにコーラ(これで$9.00)。
<ハナウマベイ>
本日の第2 のイベント「ハナウマベイでスノーケリング」。湾への入場料($7.50)を払って湾の環境維持
に関する教育用ビデオを見せられてから湾まで下り道をしばらく歩く(帰りは登りだから結構つらい)。
標準のスノーケリングセット(マスクとフィン)は$12.00。昔ほど多くの魚にお目にかかれなかった。
<マカハ・バレーカントリークラブ・マカハ・イースト>
マカハバレーはオアフ島の西海岸。車で40分くらいかかる。8:26スタートのためホテルを6:35にピック
アップ。対向車線は出勤の車の列が延々と続く。
途中元力士の小錦さんの出身集落を通り抜けた。
マカハバレーはホノルルとはちょっと異なる山容の山と海が望める楽しいコースである。池もあるが池越え
ではなく初心者でも十分楽しめる。
途中カートのバッテリーが上がってしまって坂道を登れなくなり、友人たちに押してもらう始末。明らかに整備
不十分である。
8時スタートで18ホールを回り、1時にはワイキキに向かった。
(以上この項終わり)