大和盆地
その名の通り周囲を山地に囲まれた平地である。万葉集での奈良に架かる枕詞の『あをによし』は盆地の北部、奈良市の
平城京あたりを示す。
大和に架かる枕詞『そらみつ』は盆地の南部、明日香・桜井・橿原辺りを
示し、日本書紀に記された「空見つ日本(やまと)の国」を源とする
「天空から見下ろして良い国だと選ばれた地」と言うことらしい。
早稲(ワセ)の収穫が終わったこの時期から晩稲(オクテ)の籾摺りが
終わる師走の中ごろまで、お天気の良い日でも視界が悪くなることがある。
藁を焼いたり籾殻を焼いて燻炭を作ったりする煙が立つからです。
(もみガラのままだと、なかなか、土になりませんが、炭にすると、1年もたたずに土に還るからです。)
はっきり言って臭いし目も痛い。
たぶん一時流行語のようになったダイオキシンも出ているだろう。
でも、千数百年前からの習わしなのだ。
ちょうどこの辺りは北緯34度32分のライン【太陽の道】が日本の神域
伊勢から大阪・大鳥神社(堺市・鳳)へと抜けているところ。
この直線上に太陽祭祀の古代遺跡が横一列に並ぶ。
また、この飛鳥から京都(大津)を結ぶラインを【聖なるライン】と言い
これまた一直線に南北へと走っている。
仕事の関係でたまたま奈良に移り住んだが、とても奥深い地に来てしまったものだ。
明日は今日、10月1日に奈良市「ならまち」のお寺で開かれたライブについて。