篤姫 (NHK大河ドラマ)を見るまでは宮崎あおいと言う女優はそんなに
好きな女優ではなかったし、今でもさほど取り立てて好みでもない。
その時に家定を演じた堺雅人はずっと前から好きな男優の一人だった。
しかしあの大河ドラマではお互いの良さを引き立てて、とても良いドラマに
成っていたと思うし、宮崎あおいを見直すこととなった。
良い夫婦を演じていたと思う。
まさか全く違うジャンルの映画でまた夫婦役を演じるとは思ってもみなかった。
テーマとされている「うつ病」
はっきり言って全く分かっていない。
でも、知り合いの子供や兄弟にはかなり居て、体験話などは良く聞いている。
直接自分が関わったり、自分自身が患ったりした経験がないので
いくら話で聞いていてもわからない。
を観て、一歩近づけた気はする。
でも、本当に患者の辛さ苦しみは千分の1、万分の1も分かっていないのだろう。
今までも特別な目で見ることなくいたけれど、少しはもっと温かい目で患者さんを
見てあげることができるようになったのではないだろうか。
家のローンや日々の暮らしに切迫している自分にはかからない宇宙風邪かも?
それでもサラリーマンを脱却していて良かったと、今更ながらに思った。
細かいことにこだわるクソ真面目な会社員を演じていた自分のままだったら
ひっとしたら・・・とも考えた。
他人に滅茶苦茶厳しくて、自分にものごっつう優しい俺が幸いしたのかも知れない。
いい夫婦だった。 とても とても。
良い配役だったと思う。 つれうつ。