くじびき はずれ の 見た世界

シニア初級者というのに世間知らず。
少年のようなつぶらな瞳?
そろそろ大人の記事を書きたい毎日です。

大和盆地の一日

2011年10月27日 23時08分13秒 | 奈良学

日の出が随分と遅くなりました。
6時頃 6時10分頃 6時半頃

夏の間は画像の左の端ぐらいから昇っていた朝日も真冬には右端ぐらいになります。
日本の標準の日の出は6時6分頃ですが、大和盆地は東アルプスのお蔭で
10分ほどは遅くなります。
雲一つない清々しい夜明けでした。

朝の準備を終えた倉庫の傍にあるの木はもう鈴生り状態。
陽当りの良いのは熟れきって僕好みのジュクジュク状態のマッカッカ
鳥は美味しいものをよく知っていてツンツンしていきます。
それを先取りして2つほど食べました。(モチロン窃盗ではありません)

日中はさすがに仕事をしていないと「コイツ何してるんや?」と
税務署にも睨まれそうなので、とりあえず日銭を稼ぐのに勤しみました。

午前中は橿原市、午後は大和郡山市と回ったのですが、日記ネタに
なるようなことは見当たらず、また橿原市に戻ってきてフト思い出して
藤原宮跡にチョイと足を延ばすと・・・

夕景のいにしえの辺り一面がコスモスだらけになっていました。
大和三山を背景にしてもまだまだ余ります。
(画像にマウスポインタを置くと山の名前が表示される   はず です。)
畝傍(うねび)山  香久(かぐ)山  耳成(みみなし)山

約3万平方メートルに300万本のコスモスがひしめいていました。
動画にして見渡すとこんな感じになります。
http://www.youtube.com/watch?v=TVNGU2qnX0A

      

      

陽が落ちる頃になると刈取りの終わった田んぼから、藁や籾殻を焼く
煙があちこちから立ち上り、周囲の山から吹き降ろす冷気で煙は
抑え込まれ、盆地の中はミルクを溢したように空気が白濁します。

住民はこの時期には燻製状態になり、うっかり洗濯物を干したまま
忘れていると、煙で燻された匂いが染みついてしまいます。

そうしているうちに帳が降りて闇に包まれ、1日を終えるのです。