私の住む市、大和高田市では8日から16日まで「地場産業フェア&やまとたかだ元気ウィーク」
県内の地場産品を展示・即売し、地場産品に対する認識を深めることを目的として名の通り、
奈良県産業会館を中心に市内各所で約1週間にわたり、多彩なイベントが繰り広げられます。
なかなか普段は出掛けていて地元のことは知らないことが多いので、地場にどんな企業が
あってどんなことをやっているのか知らないことが多く、できるだけ見に行くようにしています。
この土日、8日9日は奈良県産業会館(旧;奈良県広域地場産業会館)で
くらし産業メッセと食のフェア が開催されていました。
くらし産業メッセでは地元の企業が自社のアピールをしてくれていて、去年は精密機械の
部品を制作している会社の開発秘話とか、県立医大と共同で福祉用品を作っている話とか
滅多に聞けない興味深い話を聞きました。
今年はトウモロコシから主にコーンスターチを作っている会社がトウモロコシの粒の皮を
使ってフライ物の衣のつなぎを卵無しで出来る商品の話を聞かせてもらいました。
残念ながら市販されていなくて業務用専用なのだそうですが、豚カツでも衣と中の肉の
間が密着して隙間ができないのだそうです。
またトウモロコシからL-アラビノースという植物の細胞を作っている糖類のひとつを抽出
して大手の食用オイルメーカーと組んで、砂糖のおいしさを大切にした血糖値が気になる
方の甘味料を生産されているようで、サンプルももらってきました。
他にも吉野の特産品である和紙と葛を見事に掛け合わせた繊維(糸)で作られている物や
アカテツ科の広葉常緑樹アルガンの種子から採取される油でモロッコの宝石と言われる
アルガンオイルと葛根が溶け込んだ、「森のしずく葛根せっけん」を作っている会社。
本来は当地の特産であった綿を使った綿製品の会社なんですけどね。
食のフェアも地元で頑張っているお店や会社が出展されて賑わっていました。
屋外でも小雨のなかでテントの下で頑張っているのを見かけました。
どんなものかは冒頭のポスター、左から2枚目を拡大していただければと思います。
もちろん少しばかりですが購入もさせていただきました。
綺麗なお姉さんの説明も聞いて鼻の下を延ばしながら、購入もさせてもらいました。
(これは拡大できません。)