《日中に行灯をともしても、うすぼんやりとしているところから》ぼんやりした人、
役に立たない人をあざけってヒルアンドンと言う。
また現在では死語であるが、 「 スイッチを入れてもすぐに点灯しない」という事に由来して
かつては反応の鈍い人のことを揶揄して「蛍光灯」と言った。
今ではインバーターやLED電球の普及で瞬時に灯りは付くし、行燈を知らない若者が
ほとんどだろう。
まるで僕のことを言うためにある言葉のようだ。
と言う訳で 木製 行燈作りに挑戦した。
奈良県吉野郡吉野町窪垣内で第2回国栖の里灯り展が今日16日開催された。
それに合わせて工房街道推進協議会が『ものづくり体験工房』での灯りづくりと
セットになった【バスツアー】灯りを楽しむ、秋の1日を企画していた。
自分は知らなかったのだがネッ友さんが応募していて、同行予定者に穴が開いたと
聞いて無理矢理代わりにネジ込んでもらって参加させてもらった。日曜日と言うこともあって、集合場所からマイクロバスに揺られて30分と経たずに
工房街道の交流活動拠点吉野・三茶屋に到着。
工房街道推進協議会員で宇陀郡御杖村のINFOREST/木精舎=大楯忠夫先生の
指導の下に灯りづくり体験が始まった。
実質の体験は行燈の側面となる縦19cm横15cm厚み1mmの檜の板に
絵付けをしたり穴を開けたりと細工する作業だった。
2時間ほどの実習時間に1枚を作るのだが、まさかこういう作業だとは
思いもつかず、どんな絵柄にしようかと考え込むうちに時は過ぎて行く。
さすがに女性陣はフィルムシートなどを上手に使って美しい図柄で進めて
いらっしゃる。
初心者なのだからと失敗を恐れずに取り掛かってできたのが、『笑い』を
テーマにしたいつも笑顔を。
東日本大震災や台風12号の土・水害で今も被災生活を続けておられる皆さんへの願いも籠めたつもりだった。
小さな穴で顔の輪郭や笑い皺を入れているのだけれど、画像では見にくい。
意外と時間が余ってくれたので裏面も作ってみた。
赤とんぼの身体で『翔』の文字。
小さな穴で羽を作っているのだが、これも小さくて見えにくい。
コチラは時間切れでStop。
しょせんこんなものでしょうかね。
明日に続く・・・・・