4月22日松本市勤労者福祉センターにおいて、松本地区労組会議が主催する「争議組合激励報告集会」が開催され、セブンイレブンの労組をはじめ5つの労働組合から報告がされた。セブンイレブンにつくられた日本で初めての労働組合「CVSトヨクラ分会」は、いわゆる「名ばかり店長」の残業代支給を求めて裁判闘争を闘い、昨年11月17日勝利的和解を果たした<詳しくはこちらを参照>。しかしながら、会社は業績の悪化と経営者の病気により、結果として4月5日をもって店舗閉鎖となり、全員退職となってしまった。報告をした平谷委員著は「組合をつくって闘ってきたことに後悔はない。組合をつくって、たたかって勝ち取ったものが大きかった。新しい道へ進むことになるが、これから生きていく上でこの経験は宝物になると思う」と、この間の経過を振り返って感想を述べた。
社民党から連帯の挨拶に私が述べたことは以下の通り。
「300万人の失業者、1800万人の非正規労働者、4人に一人が年収200万円以下という格差と貧困の拡大をもたらしてきたものは、企業の利益・もうけ優先の中で労働者の生きる権利を切り捨ててきたこと、そしてそれを許す政治や社会の仕組みがつくられてきたことである。自民公明政権は、すべてを市場競争に投げ込む規制緩和と民営化をすすめ、そこで働く労働者の賃金を破壊し生活を破壊してきた。さらに、文句をいう労働者や労働組合に対して不当な攻撃をしかけてきた。これに対して、労働者の一人ひとりは弱いが、団結して闘っていく以外には、働く者の生きる権利を守れないことが今日の集会ではっきりした。闘う労働者や労働組合に支援連帯するのは、だれもが明日は我が身となる状況にあること、だからこそあくまで労働者の立場にたった主張をすることの大切さを教えてくれた。次期衆議院総選挙は、働く者の生きる権利を守る戦いである。選択の選挙ではない。一人一人が、これまで壊されてきた雇用と暮らしを守るため闘う選挙にしていかなければならない。一緒に戦ってほしい。私も先頭に立って戦う。」(要旨)