ヒマラヤユキノシタとマツモトユキノシタ

　
ヒマラヤユキノシタ（Bergenia stracheyi）はユキノシタ科ヒマラヤユキノシタ属の植物で、園芸用に栽培される。ヒマラヤ山脈周辺（アフガニスタンから中国にかけて）の原産。常緑多年草で、葉は長さ10-20cm、幅10cmほどのキャベツに似た形で、らせん状に茎につきロゼットをつくる。桃色の花が春に多数、集散花序をなして咲き美しい。耐寒性が高く育てやすい。（出典：ウィキペディア）

今朝は松本も雪が降りました。

４月９日 沖縄連帯キャラバン

　
辺野古がある沖縄県名護市からヘリ基地反対協議会共同代表の安治冨弘さんが長野県へ訪れました。これは北信越５県の平和フォーラムの主催で今年で４回目となります。とりわけオスプレイの飛行訓練が長野県上空でも想定されていることから、県庁をはじめ飛行ルートにあたる長野市、松本市、安曇野市、大町市へも危機管理上から、情報の収集、飛行訓練の中止を求める等の対応を要請しました。松本市、安曇野市、大町市は山岳観光のメッカであることから危機感を共有していること、松本市では「山小屋友の会に協力を要請して情報の収集にあたっている」などの対応がとられていました。
日米安保条約のもとで運用され国の専権事項だから何も言えないのではなく、直接県民や環境へ多大な影響を与えるオスプレイの飛行訓練について明確に反対の姿勢を示すことが必要と安治冨さんは訴えられました。

　
県も市町村も昨年は「安全が確認されない限り反対」と表明し、その後政府が「安全を確認」したことからトーンダウンしている感は否めません。毎年事故を起こしているオスプレイの危険性が除去されたわけではありません。１０００歩譲ってオスプレイの安全性が確認されたとしても、私が２月議会で指摘した通り、長野県はライチョウやイヌワシなどの絶滅危惧種の営巣地とオスプレイの飛行訓練地が重なることからも反対を明確にする必要があります。
安治冨さんの話によると「ハワイでは同じように絶滅危惧種であフクロウやコウモリが生息する地域での飛行を米環境省が軍に対して行わないよう勧告をしているし、カメハメハ大王の墳墓の上空も飛行をさせていない。アメリカでは禁止されていることが日本では通用するという話はおかしい」と言われていました。
ボーイング社が製造したこのオスプレイは欠陥機であるが、それまでの研究費用を回収するため日本に売り込んだらおしまいとならないとも限りません。それとも欠陥機のオスプレイを自衛隊に導入することも思いやりというのでしょうか。

４月９日 松本技術専門校入校式

　
春繚乱の花桜の中、長野県松本技術専門校の入校式です。今年度は、電気建築設備科２２名、自動車整備科２１名、建築科１７名の計６０名が入校しました。机の上には真新しい教科書がまさに山のように積まれていてそれだけで今後２年間の勉強が大変そうだと思います。来賓の長野県建設労働組合連合会の宮川書記長から、「若手の技術者が今後１０年間に２０万人不足する。政府はその対策として新年度の設計労務単価を１８％ほどあげた」と話した。さっそく長野県技術管理室に問い合わせたところ、国土交通省の資料をおくっていただきました。

基本的認識として
〇建設投資の減少に伴うダンピング受注の激化と、下請けへのしわ寄せによって、技能労働者の賃金が低下。
〇社会保険料も適正に払われず、法令上の業務があるのに最低限の福利厚生すら確保されていない企業が多数存在。
〇その結果、ここに来て、労働需給がひっ迫傾向が顕在化。入札不調も各地で増加。
〇この傾向は一時的なものではない。いま適切な対策を講じなければ、近い将来、災害対策やインフラの維持・更新に支障を及ぼす恐れ。
そこで、公共工事設計労務単価の改訂のポイントとして
①技能労働者の減少等に伴う労働市場の実勢価格を適切に反映
②社会保険への加入徹底の観点から、必要な法定福利費相当額を反映
③被災地等の入札不調の増加に応じ機動的に単価を引き上げるように措置
・・・と説明されていました。

これにより、公共工事の予定価格が高くなることになります。問題は、そのまま労働者の賃金に反映されるのかということになり、いよいよ「公契約条例」が必要となるわけです。

さて、松本技術専門校の新入生の皆さんには、大変厳しいなかでの勉強生活となります。満開の桜もいいですが、満を持して開花をまっているつぼみの桜も素敵です。新入生の皆さんにはこの２年間しっかり力を蓄えて社会に出て花が開くよう期待をします。