こんにちは「中川ひろじ」です。

みんなのお困りごとが私のしごと

凍霜害から産地を守ろう!

2013-04-28 09:36:31 | 食・農業
■今回の凍霜害の特徴
今回の凍霜害の特徴は、①4月21日に異常ともいえる降雪となり、翌22日は放射冷却で松本市今井‐6.5℃、三郷-6.0℃と冷え込んだ。果樹は生育段階別に安全限界温度(植物体温が当該温度下におかれた場合に、被害がわずかでも発生するおそれがある温度)を調査してあり、リンゴ展葉期-2.2℃、なし開花期マイナス1.3℃、ぶどう発芽期-3.9℃、もも満開期-2.3℃となっていて、これ以下に今回は気温が下がったことが被害を大きくした。②マイナス温度の遭遇時間も長かった。松本市今井では4/19-20 6ha,4/20-21 12ha,4/21-22 11haとなった。③3月に暖かくなり桜の開花も平年に比較して松本では13日も早かったように、被害にあったリンゴ・もも・なしなどが平年より早い開花となり凍霜害にあってしまった。④今回被害にあった地域の標高は600mから650mの間であり、いわゆる「霜の道」となる。

■それぞれの具体的な被害状況は以下の通り。
①りんご:ふじは、中信花と側花5のうち一つでも実になれば収穫できる。今回は中信花が被害を受けた例が多く、今後結実期どれほどの実がつくのか様子見。つがるは、中信花を結実させるため被害は大きい。
②なし:なしは棚をつくるため花の高さが一緒で、やられる時は一緒にやられるため、大きな被害となった。
③もも:障害花の割合が高い。なしと違って、花が同じ高さではないので今後結実の様子見。
④ぶどう:開花前であるが芽がやられてしまった枝もあり、様子見。
⑤すいか:出荷時時期をずらすために、定植時期もずらしている。7月中旬の最初に出すために4月10日に植えたものは、すでに時期を逸しているので植え替えもしない。その後に植えたものは植え替えを進めている。松本市波田で植え替えのための苗が6000本必要。自前でつくっている農家もあれば、買っている農家もある。いずれにしろ余計な出費だが、農家は産地を守るためがんばるといえるだけ大丈夫。
レタス:葉と葉の間に霜のしずくが凍り、結果として玉が小さくなってしまった。

■当面の技術対策について
長野県公式ホームページ
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4月27日 凍霜害現地調査

2013-04-28 00:40:58 | 食・農業
 
農林水産委員の寺島義幸衆議院議員と凍霜害の現地調査をしました。松本合同庁舎で概況をお聞きし、最初に三郷のリンゴの被害状況を調査しました。中心花をはじめ側花も黒くなっていました。 波田のスイカもビニールの下で黒くなっています。

 
アスパラは霜にあたったところは白くなっています。梨はほとんど黒くなっていました。


4月28日市民タイムス


4月28日信濃毎日新聞
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凍霜害スクラップ

2013-04-28 00:35:59 | 食・農業

4月27日信濃毎日新聞


4月27日市民タイムス


4月26日信濃毎日新聞


4月26日信濃毎日新聞


4月25日信濃毎日新聞


4月25日タウン情報


4月24日信濃毎日新聞


4月24日市民タイムス


4月24日市民タイムス


4月23日市民タイムス


4月22日信濃毎日新聞
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