松本地区原水禁の福島県いわき市への視察ツアーに同行させていただきました。最初に訪れたのは福島第二原発立地自治体で事故のあった福島第一原発からも20キロ圏内にある楢葉町の除染現場。私が指さす方向が除染現場。この場所でも0.51μ?の空間放射線量。
ご案内は楢葉町議会副議長猪狩守さん。
表土を20センチほどそぎ取ってフレコンパックにつめて、仮置き場に保管する。その後、中間貯蔵施設へ移動することになっているが、まだないため町のあちこちにフレコンパックの山がうずたかく積まれている。ちなみにフレコンパックに線量計を乗せて測ると0.853μ?であるのに対して、すぐわきの草むらでは0.944μ?。これで本当に除染されているのだろうか。これで本当に人を戻すのだろうか。
除染に携わる労働者は、ここでは前田・鴻池・大日本土木のJV。町内を流れる木戸川には鮭が遡上している。
津波にのまれた久ノ浜と仮設で営業をしている浜風商店街の皆さん。明るく元気です。
夕方は、宿泊先であるかんぽの宿で、脱原発運動をしてきた双葉町の佐藤達彦さんといわき市議の狩野光昭さんから現状報告。今後の課題は①健康の補償、②原発作業員の環境改善、③15万人の避難者の生活再建というお話。