12月17日安曇野市豊科ふれあいホールにおいて、衆議院選挙を一緒にたたかった市民運動の仲間が集まって「本気で止める戦争!中信市民連合」発足記念シンポジウムが開催され参加しました。私にも発言の機会をいただいたので「これからも一緒にたたかい続ける」決意を述べさせていただきました。
20171217 中信市民連合発足記念シンポジウム〜中川ひろじ氏ご挨拶
第一部では安藤雅樹弁護士から「自民党改憲草案を斬る」と題した問題提起がありました。あらためて現行憲法とあわせて読むと、自民党がいかに国家主義的な社会を目指そうとしているのかが分かる。自民党内で改憲項目として議論がされている「9条改正、緊急事態条項の新設、教育の無償化、参議院の合区解消」について問題提起がありました。
20171217 中信市民連合発足記念シンポジウム〜安藤雅樹弁護士
第二部では「護憲・改憲・加憲ディスカッション」として、安藤弁護士、成澤孝人信大教授、又坂常人中信市民連合共同代表が、憲法改悪にどう立ち向かっていくのか問題提起がされました。又坂常人さんからは「憲法改正のための国民投票が行われれば低投票率でも成立してしまう恐れがある」「これまでの護憲派の運動では安全保障政策が弱いのではないか」、成澤さんからは「あらためて自衛隊が憲法違反だという人も合憲だという人も集団的自衛権はダメというところまで戻すことでは一致していることを確認すべき」などの提起がありました。
20171217 中信市民連合発足記念シンポジウム〜パネルディスカッション
第三部では「何をしたらいい?どう動く?市民運動」ということで会場からの質問や意見が出され意見交換がされました。「署名をしていて、日本が攻められたらどうするのかと聞かれたらどう答えるのか」という問いに、「日本は攻められるわけがない」という意見のほか、「日本が攻められるというリアリティーに欠けているのではないか」という意見も出されました。「日本が攻められれば自衛隊は防衛出動をして日本を守ります。集団的自衛権は日本を守るためのものではなく、同盟国であるアメリカを守ることだ」という、この間確認してきたことを何度でも確認することの必要性を感じました。
20171217 中信市民連合発足記念シンポジウム〜質疑応答