長野県議会9月定例会閉会日前に、社民党松本総支部定例の松本駅前での街頭宣伝、第580回月曜の声です。県議会の報告を中心にお話をしました。
長野県議会9月定例会は、9月20日に開会し、本日10月7日に閉会する。9月定例会の大きな課題は「豚コレラ対策」で、国の防疫方針が定まらない中で、当該の長野県から様々な形で物申す中で、ようやく豚にワクチン接種する方針が示された。▼これまでも牛海綿状脳症候群(BSE)や、鳥インフルエンザなど、家畜伝染病が出るたびに、素早い対応が必要だということをそのたびに確認してきたが、残念ながら今回も後手に回ったと批判をされても仕方ない危機管理の欠如であった。▼千葉県で台風の被害が大きく拡大した。電気、水道がこれまでになく長い期間止まった。特に電気が止まり、東京電力の対応に批判が集まった。検証はこれからだが、電気・水道・ガスなど公共インフラを司る機関にとって、3.11東日本大震災以降、「想定外」が続く。▼国は昨年TPP関連で水道法を改正した。国会審議の中で、「命の源」である水道事業を海外資本に売っていいのかという野党からの議論があって、大部その意味は薄まった。南海トラフが目前に迫っているなかで、電気・水道・ガスなどのインフラを整備することは国の責任である。千葉県で起きたこと、豚コレラへの対応を見ていると、とてもそんな意識を安倍政権が持っているとは思えない危機管理状況だと言わざるを得ない。
終了後、長野へ向かうも中央西線で鹿とぶつかった列車があり8分遅れで松本駅に到着、さらに長野駅には16分遅れ。余裕をもって出てきたからいいけど、「シカにぶつかったから遅れました」は笑い話にもならないところだ。
10時30分から長野県シルバー人材センター連合会の陳情を議長に変わって産業観光企業委員長と二人で受ける。定年が65歳に延長された影響でシルバー人材センターも会員になる人が減っているという。高齢社会における健康寿命の延伸や生きがい対策にもなるシルバー人材センターである。若年者の雇用の場所確保と重ならない分野での活躍が期待されています。
13時から9月定例会本会議。各委員会審査の報告と採決が行われる。9月定例会は恒例により副委員長が報告することになっていて、産業観光企業委員会の報告を私が行いました。なお、健康福祉委員会から、先に国が発表した病院再編・統合の議論が必要な病院名の発表に対して「地域の実情を十分に踏まえた地域医療構想の推進を求める意見書」と、農政委員会から「豚コレラの全面終息に向けた対策の一層の強化を求める意見書」が提出され、他の議案と共に全会一致で可決されました。また、「沖縄県新基地建設に関わる国との協議を求める意見書」は、委員会で否決され、本会議でも採決が行われました。私は意見書採択に賛成をしましたが少数否決となりました。
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