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長野県議会海外調査五日目

2024-10-18 08:04:31 | 長野県議会

10月17日(木)

フロントに5時集合でチェックアウト。クリーニング代は昨夜のうちに精算しておいたので、支払いはない。バスで30分でタンソンニャット国際空港へ。出国手続きに1時間。搭乗口でホテルにつくってもらったサンドイッチを食べる。タンソンニャット空港からプノンペン空港まで1時間ほど。出国手続きは時間的には早かったが、ビザを印刷していかなかったので、注意されるが通過できた。空港にガイドのソバァさんが来ていた。日本語は国立プノンペン大学外語学部日本語学科で学んだという。優しい性格で日本語も上手だ。

最初の調査個所は、JAICAカンボジア事務所。讃井所長と柳川伸二氏。カンボジアは平均年齢25才の若い国である。国内に若い人の就労先が限定されている。技能実習生は2万人。4月にトヨタ通称がノック工場を開設した。即戦力としては難しさがある。「時間を守る」などの仕事に就くための基礎的なことができていない。理由は教育水準にある。内乱の後、教師が圧倒的に少ない。地方では3000人のマンモス校があるがそれは先生がいないからだ。通常は6・3・3+2年の教育課程で先生をしているが、でJAICAの支援で6・3・3+4年の教育課程をうけて先生になると創造的な教育を行っていることが評価されている。医療のお手伝いをしてきたことで健康は改善されている。基礎的教育から技能・教養を身につけることが求められている。JAICAは、道路整備、農業支援、森林保全などを行てきた。日本語教育も課題。韓国は、農村から人材を集めて韓国でハングルの研修をさせてワーカーにしている。

自治体の協定は、北九州市と水道協定、高松市と都市開発協定、沖縄県と平和協定を結んでいる。

 

お昼に日本のラーメンを食べる。その後、ミネベアミツミに行く。青木崇氏と渡邉健介氏から話を伺う。

ミネベアミツミはタイ及び中国に工場を持っていた。為替リスク、労働力不足、賃金水準の上昇などの課題があり、①タイ工場と近い、②安価な労働力、③政治的安定性+サポート+投資優遇措置、④従業員の潜在的技能(素直な国民性)から、カンボジアへの進出を決め、2011年から小型モータの製造を始めた。サプライズチェーンがないので自社でつくっている。

従業員は、7721人、日本人スタッフ29人。中卒10%、高卒50%、大卒30%。全階層の研修を行っている。最初に2週間の教育を行っている。「靴をはく」「髪の毛を洗う」「クリーンスーツを着る」などの指導を行う。集団生活に慣れていないので寮に住んで身につける。大卒でも単位が少ないのでOJTをしっかりやり、「成長してもらっている」。離職率1か月に1年間に2000人辞めるが、日本企業のなかでは少ない方だ。プノンペン近郊に人口が集中しているので豊富な労働力がある。採用に苦労はない。タイ、ベトナムの給料水準の3分の1。

カンボジア労働職業訓練省ヘン・スゥア大臣と面会。大臣からは「内戦後最初に支援をしてくれたのは日本で感謝している。大臣、次官、通訳は日本で学んでいる。カンボジアに日本の企業少ないが、実習生は日本で学びたい。これからも日本へ行く人多い。2024年9月現在日本で3万人が働いている。技能実習生のほかに2万人が働いている。農業関係が多い。あと清掃業、宿泊業、自動車整備など。介護は少ない400人。長野県は200人。リクエストがあれば具現化したい。ベトナムとの協約できないか検討をしてほしい。労働省として提案していく。

 

カンボジア国内の各県に送り出し機関がある。37カ所ある。どんな人材が必要か教えてほしい。年に10万人の派遣を目標としているが、当面は2万人から4万人。長野県で2000人から5000人くらい受け入れてほしい。

日本貿易機構(JETRO)プノンペン事務所へ移動。若林康平所長と大西俊也アドバイザーから説明を聞く。日系レストラン300-350ある。そのうちプノンペンに250-300ある。イオンの売れ筋はブドウ、リンゴ、モモ。

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