こんにちは「中川ひろじ」です。

みんなのお困りごとが私のしごと

緊急事態条項

2016-09-11 13:19:46 | 憲法ノート

■自然災害に緊急事態宣言は必要なし

 自民党「憲法改正草案」(以下「改憲草案」に、新たに第9章緊急事態が起草され「我が国に対する外部からの武力攻撃、内乱などによる社会秩序の混乱、地震などによる大規模な自然災害その他の法律で定める緊急事態において、特に必要があると認めるときは、法律の定めるところにより、閣議にかけて、緊急事態の宣言を発することができる」としている。すでにマスコミが東日本大震災で被災した自治体の首長に実施したアンケートでは「災害対策基本法や災害救助法」で十分である回答を得ており、大規模自然災害をいれることで国民の理解が得やすいと考えていると思われる。

■内閣が勝手に法律を制定できる

 この緊急事態条項の最大の問題は、緊急事態宣言のもとで内閣が法律と同じ効力をもつ政令を制定し、財政支出、財産処分、地方自治体への指示ができる点である。ここがナチスの「全権委任法」と言われる所以であり、少なくとも緊急事態宣言は百日間は有効であり、この間に新たな法律をつくることばかりではなく、恣意的な法律の改正、例えば今度国会で審議される共謀罪の適用範囲を広げることなどが勝手にできることになる。

■緊急事態指示順守義務

 また、緊急事態宣言下においては国民は、「国その他公の機関の指示に従わなければならない」とし、国民の基本的人権も制約をする。将来、憲法9条が改悪されて国防軍が設置されれば、国防軍は当然公の機関であり、軍隊の命令に従わなければならないし、現憲法下でも自衛隊を公の機関とすれば、自衛隊の命令に従わなければならない。

■緊急事態宣言は解除されない

 緊急事態宣言は、必要がなくなった場合や国会が承認しない場合、あるいは議決をしたときに、解除されることになっている。しかし、現在のように自民党が単独で過半数を持っているような状況では、緊急事態宣言を解除しないことは容易に考えられる。この状態に疑問をもっても優越権をもつ衆議院は解散しないことになっているので、緊急事態宣言を解除する絶対的権能は内閣に一任されている。

■原子力緊急事態宣言

 現在、日本は原子力緊急事態宣言下にあり、放射能汚染がひどい地域は、居住・移転の自由が制限され、あるいは勤労の権利も奪われている人もいる。もっとも、ひどいのは追加の被ばく限度を1ミリシーベルトから20ミリシーベルトにあげて、帰還を促していることである。

■沖縄高江で法律を無視する機動隊・防衛局

 沖縄高江で建設工事が強行されているオスプレイの発着訓練基地では、勝手に県道を封鎖し、勝手に国有林を伐採し、勝手に私物を処分し、勝手に逮捕・拘束するなど法律を全く無視した暴挙が繰り広げられている。まさに緊急事態条項の先取りではないか。憲法に緊急事態条項を新たに起草する必要はまったくありません。

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沖縄マスコミ労協の決意

2016-09-10 18:50:09 | 憲法・平和・沖縄

私たち(沖縄)マスコミ労協は、
あらゆる戦争につながる原稿は書かない。約束します。
戦争のためにカメラを回しません。
戦争のためにペンは取りません。
戦争のために輪転機を回しません。
71年前、先輩たちが犯した過ちは2度と繰り返しません。
そんな思いで沖縄の記者たちは、日々現場に立っています。
それを支えているのは沖縄のみなさんです。
沖縄のマスコミは県民のものです。
〝民(たみ)〟のものです。

(動画リンク)

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社会民主党第8回全国代表者会議

2016-09-10 09:35:02 | 活動日誌

社会民主党第8回全国代表者会議が東京で開催され出席しました。たまたままわり順で議長を仰せつかりました。

社民党のユーチューブで党首挨拶が掲載されていますが、片隅にチョコッと映っています(笑)

集団的自衛権行使の閣議決定、安保法制に反対する運動にこの2年間全力をあげ、平和を希求する多くの市民や労働者の皆さんと結びついてきました。だから野党共闘が成立し、市民の皆さんとも共闘して参議院選挙を戦うことができた。これからも更に多くの市民・労働者の皆さんと一緒に運動をつくる努力をしていくことを大会の中で確認されました。

亡くなられた土井たか子さんが、かつて「憲法行脚の会」をつくって様々な取り組みをした。続投を決めた吉田党首には、正に全国行脚をしていただき現場の党員そして市民の皆さんと、ともに歩いていただきたいと思います。

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ホットケナイ、高江。ないちや~大作戦会議 主催はのりこえねっと

2016-09-10 09:15:59 | 憲法・平和・沖縄

報告①島崎ろでいさんと、高橋直輝さん。
市民が時速10キロで走っていると公務執行妨害で逮捕される。警察は私たちの動きを止めるため10キロで走っている。自衛隊員も高江に来ている。自衛隊も高江を使う気ではないか。本土で声が上がらないと止められない。

報告②横川圭希さん。市民の中継は大変だが大きな意味がある。可視化すること大切。不当逮捕を証明できる。相手の動きを抑止するとともに、こちらのやり過ぎも抑制する。

報告③満田夏花さん。とにかく高江は異常な状態。7月22日から今日まで新聞に出たものだけでも19件。法の逸脱、暴力、無許可伐採、不当逮捕、情報秘匿、報道の自由の侵害、いやがらせ、挑発…メディアが大切。警察がやっていることも撮っている。女性の逮捕事件、突然パトカーが追い抜いて車を止めて、女性を引きずり下ろして倒した時も撮影していて不当逮捕を暴露した。機動隊が作業員を運ぶ映像を偶然撮れた。

報告④辛淑玉さん、今、高江では命を張って民主主義を守っている。権力側は本気だ。非暴力は無抵抗ではない。知恵を使って戦うこと。沖縄は差別されている。人間として扱われていない。在日はそれが分かるから大勢高江に来ている。

特別報告 金平茂紀さん、本土のメディアのなかにも、おかしいと思っている人はいる。繋がっていくこと大事。QABの大矢さん、マスコミ労協として高江で勇気ある挨拶した。それに押されて私もここへ来た。

国会報告 福島みずほさん、法律を無視して、勝手にテントを撤去して、勝手に県道を封鎖して、勝手に逮捕して、勝手に伐採している。緊急事態条項の先取り。「国策」に抵抗するものを潰すために本土の機動隊がくる。本土が暴力的に襲いかかってくる。自由や民主主義が壊されようとしている。これから自衛隊の基地が離島で拡大しようとしている。高江にも行くし国会でもがんばる。

報告⑤全日建の福島さん、労働組合として2014年から辺野古へカンパを募って青年部を派遣してきた。防衛局は、国会議員が説明を求めても無視する。高江の機動隊、恐ろしい、無表情で拘束する。国家権力が法律を守らない。高江に行けば現地の人と一緒で勇気が出る。

元シールズ琉球の元山さん、東村はおじいちゃんの出身地。小さい頃遊んだ場所。シールズ琉球も解散したが、北部訓練場建設反対の団体立ち上げる。高江現地に行くことと街頭宣伝やっていきたい。9月21日に会館で記者会見する。


最後に、高江に「私たちの市民特派員」を送ろう!が提起されました。カンパを募って、往復の飛行機代五万円を支給して、高江からTwitter,facebook、ツイキャスで発信をする、1000字程度の報告を書くことが条件です。

 

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赤城修司写真展

2016-09-10 08:46:26 | 文化・芸術

社民党の全国代表者会議あり上京。御茶ノ水で福島の写真展をしている情報があったので見てきました。10時からだと思い込んで行ったら11時半から。ちょうどお店の方がいたので無理を言って見せていただきました。

キャプションの一部です。

「町には、5年が過ぎても「がんばろう福島」のノボリやポスターを見ることができる。誰かが、「福島サイコー!」と言う。誰かが「ふるさとに誇りに」と言う。僕は、「トクベツにがんばらなくちゃいけない街にいるのはいやだな。」と思いながら、トボトボとシャッターを切る。」

 

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9月7日 憲法学習会(上小)

2016-09-10 08:29:12 | 憲法ノート

9月7日、戦争をさせない1000人委員会上小の憲法学習会の2回目でした。基本的人権について、現行憲法と自民党改憲草案についてレポートしました。
安部政権は、既に改憲草案に沿った政治を行い、それを国民が支持している現実があります。
悲観的になりがちですが、資本主義社会の矛盾の広がりと深化は、確実に進んでいきます。アフリカが最後の市場と言われています。その先はどうなるのでしょうか。
モノをつくっても売れない時代が既に先進諸国のなかでは少子化とともに進行しています。企業は生き残りをかけて更に労働者の二極化を進めざるを得ないでしょう。格差と貧困は大きくなる一方です。
今後は、この社会のあり方そのものが問われることになるでしょう。だからこそ今、個人の尊厳が尊重される憲法社会の実現が必要です。

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松山善三さん死去

2016-09-06 11:56:36 | 文化・芸術

20150922 狭間壮先生・いのちのコンサート「一本の鉛筆」

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社民党参議院選挙総括会議

2016-09-06 09:03:07 | 活動日誌

社民党長野県連合は、5日長野市内おいて参議院選挙の総括会議を開催しました。選挙区での野党統一候補の擁立は、一定社民党の存在価値を示したものと思います。政党要件というものは二つのどちらかを満たせばいいというもので、一つは国会議員5人以上、もう一つは直近の国政選挙で2%以上の得票率です。国会議員は4人となりましたが、得票率は2。74%でした。

とはいえ、吉田党首の落選、党員の高齢化、など社民党が厳しい状況にあることに変わりありません。これまで労働組合や市民の皆さんと培ってきた憲法を守る運動や脱原発、食と緑、水を守る運動、地域公共交通を守る運動、人権を守る運動などは社民党が体現してきたものです。なんとかこうした運動を若い人に引き継いでいかなければならないと決意を新たにしました。

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第455回月曜声

2016-09-06 08:14:36 | 政策・訴え・声

社会民主党松本総支部定例の松本駅前での街頭宣伝。第455回月曜の声。

先週の台風被害のお見舞いを申し上げ、南スーダンPKO派遣問題、共謀罪の問題、沖縄高江の現状などについてお話をさせていただきました。(動画あります)

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月桃の花

2016-09-04 18:55:07 | 憲法・平和・沖縄

 

辰野町老人福祉センターで映画「月桃の花」の上映会がありました。主催は沖縄と辰野を結ぶ会です。

戦後50年の時につくられた映画です。その時からすでに20年がたちます。

戦争の記憶は、体験された方が亡くなれば終わりでしょうか。

戦争の記録は、いろいろあると思います。

でも記憶は、人の感情です。

記録を見て、記憶する人も必ずいると思います。

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