リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

キヤノンのスキャナは・・・

2006年04月29日 23時25分51秒 | 日々のこと
楽譜の切り張りをして見やすいようによくします。
昔は本当にはさみで切って、ノリで貼っていたのですが、最近はデジタル切り張りをするようになりました。

スキャンしてPDFで保存し、画面に出たものを画面切り取りソフトで切り取ってぺたぺた貼っていきます。前はテレマンのカンタータをデジタル切り張りして演奏しやすいよう、2ページ見開きに編集しました。

今回はヘンデルのカンタータとトリオソナタの演奏用楽譜を作ろうと、デジタル切り張りをしました。貼り付けるソフトは前はワードを使いましたが、どうもパワーポイントの方が扱いやすいみたいで、そっちに変えてみました。

カンタータの方はうまくスキャンができたのですが、トリオソナタの方がうまくスキャンできません。何と楽譜のページの三分の一しかスキャンできないのです。何度やってもだめ。(*´ο`*)=3

原因が全然わかりません。1枚の紙をスキャンしたら、三分の一画像3枚のPDFができてしまう時も。ハードやソフトの色んな障害を考えて見てみましたが、いっこうにラチがあきません。こうなったらサポートに電話するしかないとキヤノンのサポートに電話です。こういうサポート電話はなかなかつながらないのが普通ですが、運良く一発でつながりました。

症状をいろいろ説明すると、担当のお兄さんがいくつかやってみるべきことを教えてくれました。一旦電話を切ってそれをやってみましたが、うまくいきません。また電話。今度はお姉さんです。また別のことを教えてもらいやってみましたが、だめです。

ウチはキヤノンのスキャナ付きプリンタをプリントサーバでネットワークでつないでいます。このプリントサーバがおかしくなったのかと思いこっちのサポートにも電話しました。何となく落ち着いた感じのお姉さんの声。(笑)すごく冷静なものの言い方で丁寧に教えてくれました。こういう仕事していると、カッカしているユーザとの応対も多いでしょうから、人間的にも練れてくるんでしょうね。ま、結局はよーわからんということでしたが・・・(笑)

途方に暮れてしまいましたが、ふと、スキャン原稿を変えてみようと思い、そこらへんにあった雑誌のページをスキャンしてみましたら、何とすんなりできます。別のページもやってみましたが、これもオーケー。ほう、急になおったか、と思ってトリオソナタをスキャンするとやっぱりだめ。色んな原稿を試している内にある傾向の原稿だけがダメだとわかりました。

ダメな原稿は、A4縦置きで白い紙、段組の楽譜です。ヘンデルのカンタータが良かったのは、紙の色がクリーム色だったからのようです。ウチのプリンタ複合機のスキャナは自動的に位置を補正する機能があるんですが、それがどうも誤動作しているようです。パソコン側から操作してスキャンするときはその機能をオフにできるんですが、プリンタ本体からはその機能をオフにできないのです。

早速サポートデスクにそのことを報告です。ウチのような事態は想定外なので、スキャンに使った原稿とうまくいかなったPDFファイルを着払いで送ってくれと言うので、早速送りました。

それにしてもスキャンがうまく読めない理由が原稿にあるとは思いもよりませんでした。ハードやソフトをあれこれいじくってみましたが、原稿そのものが原因というのは盲点です。ウチの機械固有の問題があって特定の楽譜がスキャンできないのでしたら、交換してもらえるのでしょうかねぇ。でももし、キヤノンのスキャナ自体が持っている設計上の問題だったとするとどうするんでしょう。トリオソナタの楽譜をスキャンするなんて想定外のことなので・・・なんてことにはならんと思うんですが。(笑)