リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

新素材

2006年04月01日 11時24分58秒 | ウソ系
私のブラウザのRSSリーダーに興味深いニュースが入っていました。もうご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、ご紹介します。

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APO通信発
論文データねつ造で逮捕された韓国の黄禹錫賽(ファン・ウソクサイ)教授の研究グループがES細胞と遺伝子組み換えを応用して新しいビジネス。同教授は現在獄中であるが、教授なき研究グループが今までの成果を応用して、新しいビジネスを展開することになった。同グループは遺伝子組み換えを行った羊のES細胞から腸を作ることに成功した発表。この腸は「超腸」と呼ばれ、天然の羊の腸にくらべると非常に優れた特質を持っている。この超腸はA、B2つのタイプがあり、超腸Aは厚みがあり非常にしなやか、超腸Bは薄くしなやかな特質を保ちつつ非常にタフである特質を持つ。獄中の教授からのメッセージでは、超腸Aは主に食用、超腸Bはテニスのガット、ソーセージ、家族計画用のゴム製品などに大変安価に供給できるとのこと。同研究グループには、すでにドイツのソーセージ会社バイエルン・ブルスト、日本の焼き肉のタカイ、ミヅノ、オケモトなど数社から問い合わせが来ているとのこと。
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なるほど、超腸Aは新しいタイプのホルモン焼きに使えるわけですね。でも食用だから安全性はどうなんでしょう。このあたりは今後見守っていく必要がありそうです。
リュート弾きとして興味深いのは超腸Bですね。これって、当然ガット弦に応用できますね。ということは、非常に安価でかつタフなガット弦が!先月末からはっているガット弦ですが、もうちょっと待てば超腸Bを使ったガット弦を張れば天然素材なのに費用がかさまず、かつ切れないガット弦を使えたのに。(T_T)この超腸Bの開発は画期的で、クラシックギターやリュートの弦がナイロンなどの合成樹脂弦から超腸B弦に変わるのは時間の問題だと思います。いやー、製品化が今から楽しみですね。