今日は弦張りに終始した一日でした。ふぅーっ。
おとついにドイツのK社から追加注文のガット弦が到着しましたので、張ってみました。これがいいかどうかはっきりわからないので、評価しながら張っていくため結構時間がかかります。
ヴァイオリンの4本弦でもいろいろ弦のタイプを吟味し出すと結構時間がかかると思いますけど、何しろバロックリュートは24本もありますからねぇ。いろんな組み合わせがありすぎます。
一応合成樹脂弦での確定した弦のデータはあるんですが、ガット弦の組み合わせの可能性がどうかということで最近いろいろやっているわけです。途中やっていると、ガットなんてやめときゃよかったなと思えてきましたが、高いお金を出して買ってしまったことだし・・・
先月末にも少しガット弦について書いたことがありますが、今日までの結果としては1コース用極細弦(直径0.36mm)は、製造の出来もあまりよくなく使い物にならず、2コースも1週間で使い物にならなくなりました。
それに対して3,4コースはまだどうもありません。一般の愛好家の方よりはたぶん沢山弾いていると思いますが、3,4コースは十分実用になるでしょう。で、後で届いた分も期待して張っていきました。
途中経過は省略して、結果として使い物になるのは、この3,4コースに加えて、6コース、7~9のオクターブ弦だけでした。あとは残念ながら切れる切れない以前に音としてちょっと使えませんでした。ま、好みの問題もあるでしょうけど。
1コースは少し太め(0.38mm)を注文してあったのでそれを張りました。これはかなり行けそうです。耐久性はまだわかりませんが。あと、弦の保管箱を見たらかなり前に買ったG社のガット弦(0.44mm)が出てきましてこれを2コースにはりましたところ、結構行けるのでこれも使ってみることにしました。G社の方が音がいいみたいです。
ということで、1~4コースガット、残りは基本的には合成樹脂を中心に一部ガットという感じにしました。1,2コースの耐久性を除けばなかなかいい組み合わせになりました。
それにしても、専門の弦張り職人とか弦アドヴァイザーみたいな人がほしいですね。奏者が身銭を切って時間もかけて弦をセレクトするもんじゃないですね、バロックリュートの場合。(笑)
・・・駅を出て少し行ったところの路地を入ると「ストリングス」という看板が見える。ここしばらくは店に行っていないが、主人は元気にしているだろか。
「やあ、久しぶりですね、中川さん。今日はどういう弦を?」
「ちょっとテンションが高めのガット弦ソリューションにしてみたいんだけど、何かいいのないかな」
「最近X社のガットはよくなっているよ。これを使ったらどう?」
「そうだね、じゃ、5コースまでそれにしてもらおうかな。6コース以下はいつものパターンで頼むよ」
と言って楽器を彼に預けた。彼はケースを開け楽器を取り出し、手慣れた手つきで弦を次々と交換していった・・・
なんてね。おっとこれは来年の4月1日ネタに使えそう。(笑)
おとついにドイツのK社から追加注文のガット弦が到着しましたので、張ってみました。これがいいかどうかはっきりわからないので、評価しながら張っていくため結構時間がかかります。
ヴァイオリンの4本弦でもいろいろ弦のタイプを吟味し出すと結構時間がかかると思いますけど、何しろバロックリュートは24本もありますからねぇ。いろんな組み合わせがありすぎます。
一応合成樹脂弦での確定した弦のデータはあるんですが、ガット弦の組み合わせの可能性がどうかということで最近いろいろやっているわけです。途中やっていると、ガットなんてやめときゃよかったなと思えてきましたが、高いお金を出して買ってしまったことだし・・・
先月末にも少しガット弦について書いたことがありますが、今日までの結果としては1コース用極細弦(直径0.36mm)は、製造の出来もあまりよくなく使い物にならず、2コースも1週間で使い物にならなくなりました。
それに対して3,4コースはまだどうもありません。一般の愛好家の方よりはたぶん沢山弾いていると思いますが、3,4コースは十分実用になるでしょう。で、後で届いた分も期待して張っていきました。
途中経過は省略して、結果として使い物になるのは、この3,4コースに加えて、6コース、7~9のオクターブ弦だけでした。あとは残念ながら切れる切れない以前に音としてちょっと使えませんでした。ま、好みの問題もあるでしょうけど。
1コースは少し太め(0.38mm)を注文してあったのでそれを張りました。これはかなり行けそうです。耐久性はまだわかりませんが。あと、弦の保管箱を見たらかなり前に買ったG社のガット弦(0.44mm)が出てきましてこれを2コースにはりましたところ、結構行けるのでこれも使ってみることにしました。G社の方が音がいいみたいです。
ということで、1~4コースガット、残りは基本的には合成樹脂を中心に一部ガットという感じにしました。1,2コースの耐久性を除けばなかなかいい組み合わせになりました。
それにしても、専門の弦張り職人とか弦アドヴァイザーみたいな人がほしいですね。奏者が身銭を切って時間もかけて弦をセレクトするもんじゃないですね、バロックリュートの場合。(笑)
・・・駅を出て少し行ったところの路地を入ると「ストリングス」という看板が見える。ここしばらくは店に行っていないが、主人は元気にしているだろか。
「やあ、久しぶりですね、中川さん。今日はどういう弦を?」
「ちょっとテンションが高めのガット弦ソリューションにしてみたいんだけど、何かいいのないかな」
「最近X社のガットはよくなっているよ。これを使ったらどう?」
「そうだね、じゃ、5コースまでそれにしてもらおうかな。6コース以下はいつものパターンで頼むよ」
と言って楽器を彼に預けた。彼はケースを開け楽器を取り出し、手慣れた手つきで弦を次々と交換していった・・・
なんてね。おっとこれは来年の4月1日ネタに使えそう。(笑)