リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

安全保障

2008年04月21日 14時08分50秒 | 日々のこと
今朝の新聞に沖縄の米兵の息子が万引き、という記事がありました。このややこしいときに困った事件ですね。でも在日米軍兵士に関連する様々な事件をきっかけにこの際日本の安全保障に関することをこの際みんなできちんと議論しよう!という風にはなかなかならないですねぇ。(笑)

現時点では、日本がアメリカの軍事力の傘の中に入っていて、その状態でもって極東の軍事バランスが取れていると認識していいと思います。「平和」主義みたいなことを唱える人たちは軍隊を持つことは戦争をしようとするということだとばかり、米軍出て行けみたいなことを言うことが多いようですが、じゃ米軍が出て行ったあとどうなるのかという議論にはなかなか行かないです。

日本にある全ての米軍基地がなくなると、どうなるかは私は専門的な知識を持ち合わせていないので正確に言うことはできませんが、たぶんこんな感じかな。

日本が保有する軍事力だけでは不足になる。そのままで放っておくと周辺国から脅威を受ける可能性。今でも年間相当回数スクランブル飛行しているし、いつぞやはどっかの国のミサイルが日本上空をまたいでいったくらいだから。だから自前で軍事力強化、核武装も必要か?そうしようとしたとたん(あるいは言おうとする前から)、周辺国がいろいろ言ってきて大混乱。核武装と言っただけで国内はもっと混乱?

ということでこのままそっとしておくのが現状では得策のような気がしますが、冒頭にかいたような問題が続出、困ったもんです。日本周辺の安全保障はかなり長い期間をかけて変えていく変革していく必要があると思いますが、そのためには国民が現状を認識、本来あるべき姿をきちんと見据えておく必要があります。でもそのあたりちょっと心許ない感じも。80年代90年代よりは変わりつつあるようにも思えます。橋本國彦の交響曲第1番が再評価されたというのがその変化の象徴だぁ、ん?なんのこっちゃ。(笑)