リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

その手は・・・

2008年04月24日 10時15分21秒 | ローカルネタ
NHKのためしてガッテンで、桑名が出てきてましたね。今回ははまぐりがテーマで、目玉は北斎の版画に描かれている焼き蛤の図と同じ調理方法を再現したら、それがとてつもなくおいしい焼き蛤ができた!というものです。

はじめの頃に桑名での取材が出てきましたが、よく知っている所、蛤料理の日の出さんや、市博物館、ごぼさんなんかが出てきて、ローカル番組を見ているようでした。そんなロケというか取材があったとはちっとも知りませんでしたねぇ。ここ数年桑名と言えば、航空事故やら建設会社の不祥事やらもうちょっと前は産業廃棄物施設の事故とか全国放送してもらうとイメージダウンになるようなことばかりでしたから、これで多少は汚名返上になったかな?(笑)

番組の中でもうひとつ興味深かったのは、「ぐりはま」ということばがある、と紹介されていたことです。蛤はちょうつがいが各個体によって異なり、他の個体とは合わないことから、ぴったり合うことにたとえられていたらしいです。蛤という字もそれから来ていますよね、多分。で、その逆、つまり物事が食い違うことを、「ぐりはま」といったようで、結構古いことばだそうです。なんかどっかの業界用語みたいな。(笑)広辞苑で調べてみたら確かに載っていました。「ぐれはま」ともいうようで、番組では「ぐれる」ということばの語源だといってましたが、直接的には「ぐれはま」から来たんでしょうね。