今朝の信濃毎日新聞に「再造林放棄地・天龍村で拡大」の報道があった。
再造林放棄林とは木を皆伐といって一斉に伐った場合、その後植林(造林)をしない山のことである。
木材の低迷が続いていたので、民有林では幸か不幸か木を伐って売るという人はまず稀だった。確実に赤字だからである。その造林費用がでないために本来は伐る時期がきたものでも、間伐といって間引きをして次世代に送ってきたわけである。
長野県でもいま山を守るために森林税の導入が検討されている。
今回の例はたぶん採算のある木材があつたのたのだろう。しかしその後の植林の費用も問題なのだが、苗木を植えてもシカの食害になるという伏兵もいたらし、造林が進んでいないという。
山は水源地である。個人に山といえども、みんなの水源にかかわることでもあるのだ。魚を採るために木を植えるというのは知られたところであるが。
最近県の林務課の方と話した時、伐採をしてもそのままでも大丈夫という話があって、唖然とした思いをしたことがあった。今年の4月のNHKのクローズアップ現代で熊本の禿山が放映され、暗澹たる思いがした。私はそう思ったのに視察をしたお役人は大丈夫のようですよ、という見解がでたということか。
今までは木を伐るなんてことはなかったが、合板会社の国産材への移行が進み始めれば、変わってくる可能性があるということだ。その時に植林をしない方向に進んでいってしまうことを恐れる。
地元不在の森林所有者も多い、今でもそのために間伐も進んでいない。森林税がそのためにうまく使われることを望む。未来に私たちが残さなければならないプラスの財産のために。
美恵子
再造林放棄林とは木を皆伐といって一斉に伐った場合、その後植林(造林)をしない山のことである。
木材の低迷が続いていたので、民有林では幸か不幸か木を伐って売るという人はまず稀だった。確実に赤字だからである。その造林費用がでないために本来は伐る時期がきたものでも、間伐といって間引きをして次世代に送ってきたわけである。
長野県でもいま山を守るために森林税の導入が検討されている。
今回の例はたぶん採算のある木材があつたのたのだろう。しかしその後の植林の費用も問題なのだが、苗木を植えてもシカの食害になるという伏兵もいたらし、造林が進んでいないという。
山は水源地である。個人に山といえども、みんなの水源にかかわることでもあるのだ。魚を採るために木を植えるというのは知られたところであるが。
最近県の林務課の方と話した時、伐採をしてもそのままでも大丈夫という話があって、唖然とした思いをしたことがあった。今年の4月のNHKのクローズアップ現代で熊本の禿山が放映され、暗澹たる思いがした。私はそう思ったのに視察をしたお役人は大丈夫のようですよ、という見解がでたということか。
今までは木を伐るなんてことはなかったが、合板会社の国産材への移行が進み始めれば、変わってくる可能性があるということだ。その時に植林をしない方向に進んでいってしまうことを恐れる。
地元不在の森林所有者も多い、今でもそのために間伐も進んでいない。森林税がそのためにうまく使われることを望む。未来に私たちが残さなければならないプラスの財産のために。
美恵子