松枯れは庭先まできています。

2013年06月17日 | 信州の木材
 新緑の美しい季節、緑の濃淡の違いが分かる季節ももうわずかで終わる。長野牧場の信号の近くのポプラの芽吹後暫くの間特に見事だった。車を運転していて目前にボーツとする薄黄緑色に何事が起きたかと思った。

 道路の付け替えと拡張で、今までになかったロケーションだったから、すごい感動。

 そして日増しに色濃くなる木々の中で松枯れが気にかかる。古木ほどカミキリ虫の被害に遭いやすいとも言われている。

 10数年前、お客様の近くの山裾で見た時、いよいよこの地まできたかと、その時の驚きが忘れられない。そしていまや長野牧場に限らず、身近で見ることが多くなった。

 山肌を見れば点々と枯れた松が、そしてお庭の松が被害にあっているのを見かけることも珍しくなくなった。

 空中散布も、住民の健康被害の心配からの反対運動で取止めになって久しい。今はもっぱら伐採して、シートをかけて消毒しているのが現実。これでは後手後手にしかならない。
 
 間違いなく国産のマツタケはさらに高値の花になるだろう。

 伊那食品工業さんを訪問した時、会社の構内にあるたくさんの赤松が見事であるが、その赤松に社員が薬剤を注入しているのを目にした。

 今こうして守らなければ、行くところまでいくだろうなと思っている。

                         依田美恵子

軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家

                          


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