収納に入っているものは、今後使うことがあるものですか。

2015年03月24日 | お片付け
 断捨離づいている私は、月々お客様にお届けしている「中島木材通信」にも記事を連載しています。ОBのお客様にお届けするのは、設備担当の秋山さんと、和也君です。

 私はご近所にポスティングする500部ばかり、天気がよさそうな日を見て飛び出していきます。

 先日の穏やかな日、皆さんが冬眠から覚めたかのように、家の周りを片付けたり、家の横のU字溝をきれいにしておられたりした方がいらして、ご挨拶をしたりできました。

 お配りしている「中島木材通信」に目をとめられて、「断捨離の記事いいねえ」と言っていただけました。

 ОBのお客様ではないので私の知らない方でした。

 いつもポスティングしていてもなかなか反応がないものですが、どこか琴線に触れていただけるところがあったのでしょうか、うれしく思いました。

 断捨離シリーズはA3サイズの半分を使い8回の予定です。

 なぜそんなシリーズを立ち上げたかと言えば、ポスティングしていて見かけたお宅でした。田舎の家というか、農家は屋敷も広く、住宅以外にも小屋の類がたくさんあります。

 農機具も多いですが、そこに仕舞われている使わなくなった電化製品や山ほどのダンボール・発砲スチロールなどを見た時、バーンとはじけたのでした。

 私自身も10数年、我が家の物を片付けてきました。それこそ壊れた電化製品からでしたから。

 またお客様からお片付けのご依頼を受けることも多くなってきたのも事実です。

 ご年配になれば、死蔵品どころか、日々のゴミの処分もままならいともいえます。

 私たちよりひとつ上の世代は戦前、戦中・戦後と物のない時代を経験していますから、物に対する執着は強いと思います。物を買えることは、幸せのバロメーターでもあったはずですから、ひとつ増えてもひとつ減らすということもなく、ただただ増えるがままになってきていたと思うのです。

 新築する時、収納・収納といわれますが、そこには日常使わないものが仕舞われます。

 さらに別に物置が欲しいと言われます。

 私は80代のご夫婦が70坪の家に収納のためのスペースを作りたいと言われて、その収納したい物を拝見したことがありました。

 それはほとんどが引き出物としていただいた物でしたが、昭和40年代以前のプラスチックの菓子鉢など、ご本人だって使う気にはなれなかったのでしょう。

 そのほとんどが何十年も前からそこにある物のように思えました。一番はこれを全部処分して、今後必要な物だけを買っていく方が、工事費よりも数段安いのではないかと思えました。

 でも遠まわしにそれを伝えたのですが、なかなか納得なされませんでした。

 あれから10年お二人とも、施設に入られたり亡くなられたりでご自宅におられません。

 もったいないという気持ちだったと思うのです。ご子息は残された物を見て、なんと思われたことでしょう。


 収納は使う物を入れる場所です。この認識がとっても大事ですね。

 要らないもののためのスペース、たとえば6畳間をつくる場合、そのために払う金額を考えたことがありますか。

 収納あればあるほどいいと考えがちですが、所持する物の方も考えてみてはいかがでしょうか。

 そのうちに片付けようと思っていても、片付けは体力気力勝負です。

 日々の生活の中で継続は力なりです。生活の見直しをしてみましょう。そして要らないものを処分していきましょう。

 断捨離は物を捨てるということだけではありません。物を捨てることは、心が痛むことです。その痛みを経験すると、新たに物を購入する時に慎重になります。

 物が少なくなると、家が整ってきます。掃除をするのも楽になります。

 たぶん家族もあなたも幸せな気分になってくるでしょう。

 あなた自身が一番変わったと思うかもしれません。
                                           依田美恵子

軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら



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