院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

美人の基準

2006-09-04 13:41:20 | Weblog
 作家の林真理子さんは「こんな美人見たことない」とケニアの人に言われたそうである。

 美人の基準は、国によって、時代によって、また個人の好みによっても変わってくる。私たちは浮世絵の美人画を見ても、さほどきれいだとは思わない。それが時代によるものか、浮世絵独特のデフォルメによるものかは分からない。

 上村松園や伊藤深水の美人画はきれいだと思う。また少女漫画のヒロインも相当デフォルメされているが、きれいだと思う。なぜだか不思議である。

 その国、その時代によって、美人の基準はどのように作られるのだろうか。

 仮説であるが、権力者の妻が美人の基準になるのではないか。

 クレオパトラや楊貴妃は絶世の美女だったというが、それは順序が逆で、彼女らが権力者の妻だったから美人の基準になったのではないかと考えたりもする。