人間の体内時計は分単位で正確である。だから、1時間時差がある土地へ行っただけで調子が狂う。
時計の針を夏の間だけ1時間早めるサマータイムという制度を、戦後やったらしい。欧米では当たり前の制度だけれども、わが国では根付かず、数年で沙汰やみとなった。
実は私はサマータイムと似たものを経験している。小学校低学年のことだが、時計の針を早めるのではなく、学校の始まりの時間が夏の間だけ40分早くされたことがあるのだ。これはつらかった。
子供は眠たい盛りである。夜、寝苦しい上に早起きさせられて、非常に疲れた。早く夏が終わればよいと思った。
わが国でも、国レベルでサマータイムを行おうという動きがある。私は絶対反対である。推進論者は生産性が上がり、余暇が増えると言うが、幻想である。一億総時差ボケになって、生産性は下がるし、健康にもよくない。一日は24時間なのに、余暇が「増える」という発想が理解できない。
推進論者は欧米でやっていると言うが、それは空気が乾燥しているからであって、日本の夏のように湿気が多い場所にはなじまない。
現にアメリカでは、南のほうの州はサマータイムをやっていない。
時計の針を夏の間だけ1時間早めるサマータイムという制度を、戦後やったらしい。欧米では当たり前の制度だけれども、わが国では根付かず、数年で沙汰やみとなった。
実は私はサマータイムと似たものを経験している。小学校低学年のことだが、時計の針を早めるのではなく、学校の始まりの時間が夏の間だけ40分早くされたことがあるのだ。これはつらかった。
子供は眠たい盛りである。夜、寝苦しい上に早起きさせられて、非常に疲れた。早く夏が終わればよいと思った。
わが国でも、国レベルでサマータイムを行おうという動きがある。私は絶対反対である。推進論者は生産性が上がり、余暇が増えると言うが、幻想である。一億総時差ボケになって、生産性は下がるし、健康にもよくない。一日は24時間なのに、余暇が「増える」という発想が理解できない。
推進論者は欧米でやっていると言うが、それは空気が乾燥しているからであって、日本の夏のように湿気が多い場所にはなじまない。
現にアメリカでは、南のほうの州はサマータイムをやっていない。