院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

HPでの誹謗中傷が無罪だとは!

2008-03-03 08:28:27 | Weblog
 ある個人が自分のHPに、あるラーメンチェーン店の誹謗中傷を書いた。ラーメンチェーン店はその人を名誉毀損で訴えた。

 判決は無罪だった。こんなのってアリか?

 判決理由は裁判官の無知を示すものでしかないと私は思う。

 理由その1:HPは個人の発言であり、マスコミのような「権威」がない。

 (だったら、マスコミには権威があると言うのか?)。

 理由その2:HPは限られた人しか見ない。広報性が少ない。

 (裁判官はネットの威力を過小評価しているのではないか?今やマスコミよりネットのほうが情報訴求力がある)。

 理由その3:表現の自由を妨げて、ネットでの発言を萎縮させてはならない。

 (表現の自由に誹謗中傷が入るのだろうか?)。

 私はこの裁判官の常識を疑う者である。ネットの普及によりマスコミが危機に瀕している時代だ。ネットでの発言は、もっと厳重に監視しなくてはならない。私も一再ならぬ誹謗中傷をネットで受けて、怒り心頭に発している。

 理由その4に「反論の機会があった」と言うけれども、売られた喧嘩を買っていてはキリがない。

 広報性が少ないというのは、まったく裁判官の無能をさらけだしている。自分の家の塀に誹謗中傷を書いて貼っておいても、「広報性が少ない」といって、その裁判官は無罪にするのだろうか?ビラ配りはどうか?看板はどうか?

 これらに比べて、ネットは格段に広報性が高い。裁判官に非常識な者がいるという噂が絶えないが、この裁判官もその一人か?