多くの自治体病院がなぜ赤字なのか、理由のひとつに事務方のヤル気のなさが挙げられる。
自治体病院の事務方は役人である。彼らは病院事務のプロになろうとは、さらさら思っていない。いつ図書館や動物園に転勤になるか分からない。
役人が一番行きたがるのは本庁である。どこの公立施設にいても、目はいつも本庁を向いている。そんな彼らに、すぐれた病院経営を求めるのは無理である。
ちっとも仕事を覚えない。「僕らは薬や病気のことは分かりませんから」と、いろんな仕事が医者に回ってきて、自治体病院の医者はますます忙しくなる。
民間病院は違う。民間病院の事務長は病院事務のプロである。役所に奉職したのではなく、病院に奉職したのだから、プロにならざるをえない。絶対に医者に雑用をさせない。つまり臨床以外のことで少ない医者を無駄遣いしない。
自治体病院と民間病院の差は、ここが大きい。
自治体病院の事務方は役人である。彼らは病院事務のプロになろうとは、さらさら思っていない。いつ図書館や動物園に転勤になるか分からない。
役人が一番行きたがるのは本庁である。どこの公立施設にいても、目はいつも本庁を向いている。そんな彼らに、すぐれた病院経営を求めるのは無理である。
ちっとも仕事を覚えない。「僕らは薬や病気のことは分かりませんから」と、いろんな仕事が医者に回ってきて、自治体病院の医者はますます忙しくなる。
民間病院は違う。民間病院の事務長は病院事務のプロである。役所に奉職したのではなく、病院に奉職したのだから、プロにならざるをえない。絶対に医者に雑用をさせない。つまり臨床以外のことで少ない医者を無駄遣いしない。
自治体病院と民間病院の差は、ここが大きい。