院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

技芸の上手下手、良し悪し

2008-03-22 08:23:57 | Weblog
 男性なら誰でもそうだろうが、女性が美人か不美人かというのは一発で分かる。

 私は、クラリネット、サックス、フルートなどの木管楽器の上手下手が一発で分かる。中学生のときから自分がやってきたことだからだろう。

 私は野球などのスポーツ観戦を好まないので、スポーツ選手の上手下手はあまり分からない。相撲なんて技が速すぎて、細かい内容が見えない。勝ち負けしか分からない。

 ただ、器械体操だけは見るのが好きで、これは上手下手が分かる。

 西洋画、日本画の良し悪しはある程度分かる。でも、抹茶茶碗の良し悪しはまったく分からない。1千万円の茶碗も500円の茶碗も同じに見える。

 陶芸は精神障害者リハビリ施設にいたころ1年間やったから、プロと素人の違いは分かる。しかし、一定のレベルに達したプロ同士の差は分からない。

 TV番組の「なんでも鑑定団」では、著名人のサインに値段がついたりするが、これは良し悪しとか上手下手の世界ではない。

 たぶん抹茶茶碗の価格の高い低いは、良し悪しよりも希少性にあるのであって、ほとんど著名人のサインに近いのではないか?だから、作品としての良し悪しは二の次になっているので、それで良し悪しが分からないのではないかと、今のところ思っている。