院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

痴漢冤罪事件

2008-03-15 08:27:18 | Weblog
 このほど、ある人の痴漢冤罪事件が解決した。

 痴漢は劣等な行為である。しっかり取り締まられるべきだと思うけれども、行き過ぎて冤罪を多く生んでいるらしい。

 私は実は痴漢をしたいと思ったことがある。それは思春期のころで、ホルモンが活発な時期である。

 だが、運よく痴漢をしないで済んだ。それは、当時の交通事情が劣悪だったからである。満員すし詰めの電車、バスというのは当たり前だった。

 否応なしに体を密着させることになる。お爺さんやお婆さんと密着するのはイヤだったが、若い女性と密着するのはイヤではなかった。

 いい匂いがする。胸やお尻を押し付けてくる。(正しくは押し付けざるをえない)。そういう状況では、痴漢という行為そのものが不問にふされてしまう。

 当時、痴漢といえば体に触るのではなく、「のぞき」だった。詩人・歌人の寺山修司も「のぞき」で逮捕されたことがある。

 若かった私は「のぞき」をする勇気がなかった。