院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

伝聞サウジアラビア(入国編)

2013-01-08 05:01:34 | 文化
 妻がサウジアラビア旅行から帰ってきたので、彼女からの伝聞を報告する。私は仕事が忙しいので行けなかった。

 まずビザがなかなか下りなかった。飛行機の切符はとうに買ってあるのに、ビザが発行されたのはその2週間前だった。もし下りなければ、飛行機をキャンセルしなくてはならないし、年末年始のすべての予定を作らずに待っていたのだから、年末年始に何もすることがなくなってしまう。

 ビザが下りるまでに、妻の最終学歴や妻の母親の身元などを訊ねられた。一度に聞いてくれればよいのに、何回かに分けて聞いてくる。そんな情報に意味があるのだろうか?なにより、証拠(卒業証書や母親の戸籍謄本など)を要求されなかった。自己申告で済んでしまう調査って、いったいなんだろうか?

 旅行会社に行けば分かるように、サウジアラビア旅行という商品はない。テレビの旅番組でもサウジアラビアのルポというのは見たことがない。サウジアラビアは事実上、鎖国状態なのだ。妻が娘母子とサウジに行けたのは、娘婿が現地に駐在していて、ファミリーという枠で入国を許されたらしい。しかも女性の外国人は男性ほどには警戒されないそうだ。

 妻はサウジに入国する飛行機の中で、娘婿が用意したアバヤという黒服に着替え、ショールをかぶった。女性は髪を見せてはいけないのだという。年配者だけではなく、ドバイの待ち合わせラウンジでは若い女性でも眼だけ出している人がいたとのことだ。

 こうして妻はなんとかサウジアラビアに入国することができた。