院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

戦後の風呂の変遷(2)

2014-05-02 05:00:01 | レジャー

ナガシマ・リゾートHPより引用。)

 昭和38年、三重県長島町で天然ガスの掘削中に偶然、温泉が見つかった。そこは長嶋温泉として売り込まれたが、遊園地を併設してからブレークし、名古屋近辺の子どもたちの人気を博した。名称をスパーランドナガシマと改称した。(スパーはSPAで温泉の意。)面積は東京ディズニーランドに次ぐ。

 だが、スパーランドは他の遊園地と違って、むかしのヘルスセンターの色を残している。だから、歌謡ショウを毎日やる。大浴場があって、よく利用されている。東京ディスニーランドが、所帯じみた日本臭さを極力排したのとは対照的である。

 遊園地に遊びに来た子どもたちが、何の疑問もなく大浴場に入りに来る。温泉と遊園地のセットが成功したわけだ。歌謡ショウも未だにやっているから、ニーズがあるのだろう。(私はお金を貰っても見たくないが。)

 私が大学生だった昭和40年代後半ころ、広範囲に流行したのがサウナである。サウナと風呂とショウが合体して、各地に健康ランドなるものができて、生き残るものは生き残り潰れるものは潰れた。

 昭和60年ころから、スーパー銭湯というのが流行り始め、未だに頑張っている。銭湯の3,4倍の料金で、家族連れで一日遊べれば御の字だろう。

 テレビを見れば温泉地めぐりの番組をやっている。本当に日本人は風呂が好きなのだなぁと感心する。映画「テルマエロマエ」の第2作目が上映中だが、風呂をテーマにしたこのような映画は、外国人にはどこが面白いのかまったく理解できないだろう。